君が僕らを悪魔と呼んだ頃
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君が僕らを悪魔と呼んだ頃

さの隆

無理

2022年2月25日
3巻まで無料だったので3巻の途中まで読みはしたけれど、最後まで読むのは無理だった。
1巻からどうしようもない嫌悪感はあったが、それでも続きが気になってしまい無料分は全部読んでみようかと思ったけれどやはり無理だった。
記憶喪失になり過去の悪事を忘れているとはいえ、主人公は自分が過去に何をしたかを聞かされてもさほど悪いとは思っておらず、相手に対してどうとかはなく、自分の保身のために記憶はないんだから仕方ないで終わらせようとする。
2巻に入って自分が人を殺したと確信したことでようやく多少の罪悪感を感じ、その後、過去に酷い目に遭わせた人たちの復讐で母親が襲われたことで、事態を受け入れざるを得なくなるものの、そこで取った行動は謝罪ではなく、振りとはいえ、悪魔として復活して卑劣な行為を行うこと(振りといっても相手の足を思いっきりハンマーで殴りつけはする)。
そんな彼の過去を知った元彼女は、なぜかそれでも好きだと主人公を受け入れる。彼と知り合い彼と付き合った期間はたった半年程度なのに、まるで彼の全てを分かったような口ぶりで。
あり得ない。
なんて加害者に都合の良いお話なのだろう。
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