まっくらやみで君と、
」のレビュー

まっくらやみで君と、

タカナシモリミチ

所々で吹きましたよ。

ネタバレ
2022年3月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★完璧な上司・佐久間と佐久間のことが苦手な部下・滝本の暗闇病み物語。

★残業を終えたところで停電発生。と同時に聞こえてきた悲鳴。暗闇の中、悲鳴の主に抱きつかれて驚く滝本は、鼻をくすぐる香水の香りに覚えがあった…。

★変な噂が立っていないということは…、佐久間課長は女性の前では醜態は晒していないのですね。知られてしまった気の緩みとしても、滝本君の前では随分と可愛いのですが笑。ラブコメかと思ったら、ちょっと違いましたね。洒落たユーモアを含みつつ、闇もチラ見えで、面白かったです。佐久間さんが自分の気持ちに気づくシーンも良かった。可笑しいやら、可愛いやら、滝本君のセリフにグッとくるやら…。その直後に資料を落とす繋ぎも、良き苦笑。酔っぱらい瀧本も、花マル笑。

★描き下ろし、カバー下含めて168ページ。バドエン・メリバよりもハピエン好きですが、あとがきを読んで、どんな展開を考えておられたのか、気になりました。内表紙のイメージから…滝本くんが…?

★ホクロの岩瀬さんも拗らせてますね。もう1つのバトエンの候補者だったのかな。イギリスに帰ってもしばらく泣くのだろうな。彼の話も読みたいな、と思ったり…。好みの作品でした。感謝:D
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