饒舌でない分、余計に漫画空間に念が充満





2022年3月12日
自分が思索するのをやめてしまったかのように、登場人物のセリフを字面しか見れなかったし、緑郎丸の含意に気が回らず景色の中の絵として眺めたし、伊皿子の境遇に心配よりも舞台装置のひとつみたいに感じたし、で、三歩くらい引いて読んでいた。
しかし、本作は、少年達や大人達の感情が錯綜し、あてどない方向に飛びまくる。その全員の念が、決して、届いたりとか望まれる返しとかがなかったり、そうやってこの漫画はend到来。
この中には彼等の念が閉じ込められたように感じてしまうのだ。
しかし、本作は、少年達や大人達の感情が錯綜し、あてどない方向に飛びまくる。その全員の念が、決して、届いたりとか望まれる返しとかがなかったり、そうやってこの漫画はend到来。
この中には彼等の念が閉じ込められたように感じてしまうのだ。

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