呪われた黒獅子王の小さな花嫁
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呪われた黒獅子王の小さな花嫁

月東湊/円陣闇丸

よかったです

ネタバレ
2022年3月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ガルムザール王国の黒獅子王子 ダルガート 20才×小人族の三男 リラリルカ 18才
呪術師の呪いにより黒獅子の頭で生まれてきた王子、疎まれ恐れられてきた孤独なダルガートにあてがわれた花嫁は小人族の男 リラ。リラがダルガートを愛し支えていく姿に涙しました。ひどい扱いを受けてきたのにダルガートがとても心優しい王子で素晴らしかったです。欠けたることのないハッピーエンドではなかったのですが、いろいろ天秤に掛けるとそうしたほうがよかったのでしょうね。しかし呪術師最強ですね。世界征服できそう。めでたしめでたし閉店ガラガラって感じで終わりましたが、なんとか開店ガラガラってなりませんでしょうか。伝説の聖王になるまでのお話を読ませていただきたかったです。リラやゼグの活躍、郭国との同盟についてとかもっと読みたかったなー。痛快で温かみのあるとてもいいお話でした。挿し絵もとてもよかったです。王子の真の姿が素敵でした。
2021年6月 総328ページ 挿し絵あり
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