極夜
」のレビュー

極夜

文善やよひ

オススメ描き込み系切ないファンタジー

2022年3月17日
セール今日までなのでこの作品のレビューを。表題作は「満月の王」というタイトルで連載や同人誌で描かれていたもののを改題し、描き下ろしを加えて1冊の単行本になってます。描き込み系切ないファンタジーお好きな方、ぜひ読んでもらいたいです。
現世にない異形のものが客としてやってくる宿で働く天野が迎えたのは常世の王、ツクヨミ。彼は昔失踪した友人にそっくりだった。。失踪の原因を知った天野の覚悟や遺したものにグッときます。周りの妖怪?たちもなんだか可愛らしくて苦しい展開ではないです。そうあってしまった、だからこそふたりでいる、っていうところ、うー、好きだ。。。(ネタバレなしで書いてるのでレビュー難しい)
後半は最近新刊が発売された「ジェン」(漢字でない!)の番外編。多作な作者さんではありませんが、これだけ丁寧に描き込まれたファンタジー作品を創作するには膨大な時間が必要だろうなーって納得しますね。これからも新作期待してます!
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