ドラゴンヘッド
」のレビュー

ドラゴンヘッド

望月峯太郎

もう一度読みます!

2011年3月13日
他のレビュー者の仰る通り、最初の一ページ目から何やら不吉なイントロで、早速死体が転がるシーンだった。レビューを読んでおいてよかった、という戦慄の物語の始まりだった。

暗闇の中で恐怖心と戦わなければならない状況、数人だけ『生きる』環境になり他人を信じるべきか裏切るべきかの環境、どうすれば『生き延びる』か、何を『生きる目的』とするのか、を考えないといけない場面、こんな事を経験していないので、


私って平和ボケしてるな


と思った。勉強にもなった。世界中でテロや戦争があるが、そういう国々をさしおいて、日本ほど怖い国はない!と言われているらしい。なぜなら


日本は地震国


だから。このマンガでは、なぜ冒頭のような結果になったのかの結論はなかったが、
『関東の大地震』
『関東の大地震が誘導した日本列島の各地で地震』
『地震による富士の火山』
『日本の地形変化』
『東京に活火山』
『政治経済の麻痺』


並べたらこんな感じかと思った。

読み終えて直ぐ、日本がこうなる可能性は十分あるな、と思った。


読み終えて数日後、宮城の地震、それが誘導して長野でも大地震があった。関東の鉄道も麻痺をした。驚いた。これがまだ序章だったらどうしよう、と不安になった。日本を縦断する大きなプレート層はいまだ、出番待ちで日本列島のはるか地階に潜んでいるんだから。


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