踏んだり、蹴ったり、愛したり
」のレビュー

踏んだり、蹴ったり、愛したり

壱屋すみ

なんか惜しい

ネタバレ
2022年3月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ イケメンで、女たらし、酒、煙草、売られた喧嘩にはあまり躊躇しない。
クズな男として描かれてるが、ダメンズなのは女たらしと喧嘩っ早いことぐらいじゃないかな()
無職にギャンブル好きなら1発アウトだけども。

主人公のかほの気持ちがイマイチ分からない。
酒の流れで致しちゃって、それが今までの気楽な関係性が崩れる、裏切られた気分になってしまった、ここら辺は理解できる。

しかし本気で無理ならもう縁切りするハズなのに、着拒などの抵抗はさらっとコメディ風に書かれてるから本気で嫌がってるように見えない。
まぁガチの描写にすると話の雰囲気も変わるし広げにくくなってしまうからこそ、言い合えたりノリが合ったりの2人の奇妙な関係性を描いているんだろう。

でも結局は顔がどストライクだから拒否する気ないよね?って印象にしかならない。
サバサバしてるようで実はドロドロの感情を表に見せたくないタイプなだけじゃないかな。
最初に少しだけ自分も悪かったと反省してはみたものの、ずっとあきらや友達のせいにして、それだけ引きずるぐらいならやっぱ縁切ろうよと思ってしまう。

そしてあきらはイケメンだけどお坊ちゃん風の髪型に長いピアスがちょっと残念。
絵柄はスッキリしてるが絵に平面感がある。
後はテンポ良さげな応酬はしてるが、小気味な掛け合いと言うほど面白い台詞がない。

1巻途中まで試し読みしてレビューが良かったしクーポンがちょうど期限切れ前で購入してみたが、続きはあまり興味ないです。
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