このレビューはネタバレを含みます▼
本編完結しましたね。巻が進むにつれ典彦の闇は深くなり泥沼にはまっていくような感覚を覚えていたのに、5巻では渇きを、それもどこまでいっても満たされることのない焦燥に似た感覚を味わい正直なところ意外でした。しかし、これも別の闇なのかもしれない、と本編を振り返って考えています。
その典彦、レビューで教えていただいたon BLUEvol.52では単行本よりもっと育郎に想いを伝えています…それは、この同人誌もしかり…。でりこ先生のTwitterによると雑誌掲載時の内容では明るいと思って修正されたとか。私的には修正前の方がまだ心中穏やかな気もするのですが、より一層闇の中に入っていく感じになりますね。
おっと、つい、語ってしまいました。典彦の心の声が頁を埋め尽くしているこの作品、本編の渇きを癒すのと糖度補給にピッタリです!典彦の脳内が衝撃的に面白いことになっています!