官能小説家のお気に入り【コミックス版】
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官能小説家のお気に入り【コミックス版】

安滋かづ

チョロい姫野が段々可愛くなってきます

ネタバレ
2022年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さんで、Twitterでコミックス発売の告知を見て購入しました。ミステリー作家兼官能小説家の九我先生×初心な高校教師・姫野のお話で、表題作のみ全5話+描き下ろしで合計201ページ。エロに耐性のない高校教師の姫野が、生徒が官能小説を読んでいるところを目撃。聞くとその生徒の叔父は、有名な作家の九我先生だと判明し…。官能小説の感想を言う代わりにエロに対する耐性を上げる手伝いをするという、もはや自分に何のメリットもない交渉を受け入れてしまう姫野がチョロい!今まではセ/フレに対して特に何の感情も持たなかった九我先生が、鈍感だけど真面目で生徒思いな姫野に惹かれるのも分かります。個人的に、姫野は可愛いと思えるビジュアルではないんですが、確かにビジュアルの割には中身が可愛い!自分の片思いだと信じ込んで身を引こうとする姫野が、鈍感だけど健気でとても良かったです。絵柄は全体的にとても綺麗で丁寧な印象なんですが、所々身体のバランスが気になったかも。九我先生と姫野、対面している時はそこまで気にならないんですが、バックハグした途端に体格差が異常に大きくなるような…。九我先生の肩幅がいきなりヌリカベ級になってます。というか当て馬夏目先生も、保健の四宮先生も、後ろから覆いかぶさった途端にヌリカベに…。体格差大好きなんですが、身体のバランスも大事なんだなと実感させられました。そして突然始まる四宮先生のスピンの前触れ。二人の関係性についての情報がわずか2ページにギュッと詰まってます。逆にこれでスピン出なかったらびっくりです。個人的にはスピンの気配はもう少しささやかでも良かったかも。
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