このレビューはネタバレを含みます▼
『YOUNG BAD EDUCATION』の続編。17歳と37歳で出逢った水沢譲と高津康作、生徒と先生だった二人の、水沢の高校卒業から医学生を経て医師となってからも続く恋の日々が綴られます。付き合い始めた頃の水沢の17歳らしいデレや、振り回されることに静かに喜びを感じる高津先生の初々しい様子からスタートして、20歳の歳の差CPならではのドキドキやムズムズがダイレクトに伝わってきます。好きだからこそ幸せ過ぎて不安になる高津先生を、水沢は若い行動力で抱きしめます。医学生となり勉強量の多さにいっぱいいっぱいな水沢を高津先生は支え癒します。二人が過ごすたくさんの春、夏、秋、冬、お互いに成長し、でも変わらずお互いを大切に想い合う、そんな二人のいつまでも終わらない恋をじっくりと楽しめる一冊です。