このレビューはネタバレを含みます▼
某雑誌で紹介されていて以前から気になっていたけれど、定価で買うのは見送っていた作品。
セールにて読みました。
うーん…作者さんの伝えたい核となる部分が、最後まで掴めませんでした。
サスペンスとしては、1巻の時点でよほどのひねりが来ない限りこうなるだろうと予測でき、ビックリするほどその予想通りに話が進んで行くので、途中でサスペンスとして読んだのは間違いなのかな?と思いました。
絵は日本の漫画には無い雰囲気で、海外の漫画風。
イラストレーターでもある作者さんらしいので、確かにオシャレ。でも、時々凄く雑に感じて(特に手が酷い時がある)これで良いのか?と気になってしまいました(汗)
そして入り込めなかった大きな要因は、どの登場人物にも感情移入できなかったからだと思います。
サラッっとオシャレにな作風なんでしょうが、余りにも私にはサラッとし過ぎでした。
人種に関する視点も、そこまで掘り下げている感もあまり感じられなかったんですよね…。うーん。
犯人に至っては動機も行動も結末も薄すぎて、どうしてサスペンス仕立てにしたのか疑問が湧いてきました。
3巻まで読んで「オシャレなイラストレーターさんが漫画仕立てに作品集を描かれた」という感想です。
私が漫画に期待するものは感じられなかったです。
もっと何かドカンと来ると勝手に期待してしまったかな…。
ずっと待っていただけに、ちょっと残念。
今後に期待。