このレビューはネタバレを含みます▼
自分の影が自我を持ったら…。
心ってやつは…心というものはここにあるだけでなんでこう寂しくて苦しくて切ないんでしょうね。(某ハウルの心って重いの。というセリフを思い出す)
ネタバレなしで読んだ方がいいと思います。
以下ふんわりとだけ。
SFですがとてもシンプルな設定だと思いました。
和樹と当麻、影の和樹と当麻+トワ。
たったこれだけの登場人物を少しクロスさせるだけ。それだけでこんなにも多くの感情を見せる構成…凄い。しっかり考えられ組み立てられているというのもあるけれど、これはセンスがないと出来ないのでは??
一話一話それぞれの視点を軸にストーリーは進んで行きます。説明セリフ多めに見えなくもないですが、より孤独感が伝わり世界観とも合っていて良かった。
242P?驚きますね。あっという間でした。余韻でまだ胸が苦しい…。「ただいま」がおもしろかったので読みましたが素晴らしい作品に出会えました!