このレビューはネタバレを含みます▼
美術商 東海林達彦×漫画家 二木了(ペンネーム 豪徳寺薫子)
幼なじみものです。榎田先生の原作に円陣闇丸先生の作画という贅沢な一冊。大手出版社の雑誌に載ったことからマニアに人気の二木の漫画は高く評価されるようになり、生活力のない二木の世話を甲斐甲斐しくしていた東海林は二木を自立をさせるために離れることを選びます。二木が無垢で雛鳥みたいでした。どこかしら欠けているから人と違った漫画が描ける人なのだと思いました。二木をかわいいと思えるかどうかが評価の分かれ目かと思います。円陣先生の絵が素敵でした。2007年の出版なので今の絵のほうがもっと好きですが、十分美しいです。小説も読もうと思います。
2007年11月 総238ページ 修正はアウトライン、トーン。
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