坂本ですが?
」のレビュー

坂本ですが?

佐野菜見

世にも奇妙な物語

ネタバレ
2022年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻を読んだ時はそれほど笑えなくて、特別読み切りで収録されていた「肩幅ひろし」がちょっと笑えたかな?くらいだったのですが、一気に購入してしまったので仕方なく読み進めていきました。大笑いするようなところは無く、ふっと笑ってしまう程度なのですが、次第にその笑いを受け入れ始めるんですよね。「これのどこが面白いんだろう?シュールな笑いってこういうものなの?」って拒否していたのに、気が付くと坂本君をありのまま受け入れている自分がいました。本当に奇妙な体験ができました。佐野菜見先生って何者なんだろう?気になっちゃって、ミギとダリも買ってしまいました(笑)
それにしても、ラストで坂本君がNASAへ行くと嘘(?)をつき、パイを仮面にして去っていく場面、どう笑えばいいのかわからず未だにモヤモヤしています。何回も読み直したら気づけるでしょうか。「坂本ですが?」って言わせたかっただけで、そもそも意味なんて無いのかもしれません。
言葉では上手く表現できないのですが、だまし絵みたいな漫画だなと思いました。
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