渇望の眼差し
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渇望の眼差し

宝井さき

だって、格好いいんだもん

2022年4月15日
萌えました。
表紙のオジサンの、何かやらかしてくれそう感にウズウズして買いました。
期待通りでした。

銀幕スターの如く、大根役者だろうが何だろうが、そこにオジサンが萌えと共に居てくれるだけで満足でした。
ストーリーは突っ込み所があるけど、それよりオジサンが私の萌えを背負って佇んでいるだけで幸せでした。
だから、それだけで良い。
途中でオジサンのカッコイイが私のキャパを超えて、笑ってしまいました。
玲央と一緒に、え?ってなりました。

もう1作品、大学生カップルの話も良かったです。
こちらは分かりやすくコメディ。
展開が面白く、オチも萌えと共にまとめていて感心。

オジサンは全くおふざけ無しなんですが、私には宝井先生のコメディ的センスが隠れている気がするんですよね。
あのオジサンというキャラクターだけで、お話がほぼ成立しているとさえ感じるのですが、下手すると安っぽい痛いキャラになってしまうと思うんです。
でもそうならないのが、ちゃんと笑いのセンスも持っている先生だから塩梅が上手いのかなと思いました。

…うん。
てかオジサンが格好良すぎて、そのオジサンが萌えを繰り広げている。それだけで☆5なんです。

宝井先生コメディなイメージだったんですが、加えてこんなセンスをお持ちだったとは嬉しい発見!
これでデビュー作とは、おみそれしました。
良き出会い、クーポンに感謝。

ところで、タイトルの渇望の眼差しってもしや…?!
まさかね(笑)
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