きつねが取り持つ､ヤキモチで気付く恋心

ネタバレ

2022年4月30日

このレビューはネタバレを含みます▼ 紺野秋葉は大学進学とともに上京し､親戚のお寺に身を寄せることになります｡それは秋葉が狐憑き体質で､突然耳や尻尾が出たり､操られて意識の無いまま行動してしまうからでした｡上京してお寺へと向かう電車内で痴漢に遭った秋葉は､助けてくれた青年の前で早速狐に乗っ取られてしまいます｡それでもなんとかお寺にたどり着いた秋葉は､そこで助けてくれた青年•次男のゆくりに再会するのでした｡動物全般に好かれるゆくりは､秋葉に憑く狐も虜にしてしまいます｡狐憑きのせいで今まで人付き合いをしてこなかった秋葉でしたが､ゆくりが昼間は大人しくするよう狐と話をつけてくれて､同じ大学に通うゆくりと秋葉の距離が近づいてゆきます｡動物に好かれるゆくりは人間にも優しくて､相手から好きだと言われて付き合い始めても長続きしないことの繰り返しでした｡そんなゆくりが自分から秋葉のことを好きになってゆきます｡ピュアな感性でゆくりに恋し始める秋葉と､ゆくり大好き一直線な狐とのせめぎ合いも楽しいラブコメ､ゆくりの友人•狼憑きの隼人の恋はスピンオフ『あいまいなウルフ』で叶います｡

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しろくろうさぎさん

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