このレビューはネタバレを含みます▼
泣けるファミリー的BLです!正確には家族じゃないけど・・・(^^;
両親と、シングルマザーだった姉をいっぺんに亡くした主人公:勇一と、その亡き姉の息子:歩と・・新たな土地で2人、躓き悩みながらも歩んでゆく・・・みたいなお話に、近所のイケメン総菜屋:陵(←闇あり(^^;)がプラスされて益々色っぽくも切ないお話になっています。
とにかく作家さんの描写が繊細で、勇一・歩・陵それぞれの心情がきめ細かく描かれていてとても切ないんです。勇一は、見た目はそれこそごく普通の青年で、取り柄も無いような雰囲気なんですが、いつでも一生懸命で真っ直ぐで、ヘタレな部分もあるけど歩や陵に共感して寄り添ってあげられるので、最終的には2人の「母」みたいな存在になってゆきます(^^;
個人的には陵の過去が辛かったな・・・愛されたかったのに、誰も自分には無条件の愛をくれなかった。それどころか忌み嫌われて育ち、子供なのに大人の振りをしなければならなかった・・・結局きちんと子供の段階を踏んで成長しないと大人になってから子供みたいになっちゃうのかな・・・(^^;歩と、勇一の取り合いみたいになってるシーンは微笑ましいですけどね(^^;
シーグラスを使った比喩もとっても美しくてステキな内容で、言葉でも伝わり、画でも伝わり・・・ドロドロになりがちなお話しをキラキラと爽やかなものにしてくれています(^^正直もっと見ていたかったなぁ・・・歩がもっと大きくなった姿も見てみたかった・・・✨もうなんなら陵と歩でお惣菜やを大きくしてカフェ併設✨とかね・・・・・ああ・・妄想が膨らむわ~😄
こういった深みのある作品・・いいですね(^^大好きです♪