そんなに冷たくしないでよ
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そんなに冷たくしないでよ

綴屋めぐる

もう少し拗れても良かったかな〜?

ネタバレ
2022年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作「あいのかさぶた」が良かったので、こちらの作品も作者さん買い。本作品は、学校でも人気のチャラ王子・秋庭×クールな氷王子・冬城のお話で、表題作のみ全5話+描き下ろしで合計187ページ。実は遺伝で緑色の瞳を持つことを隠している秋庭。冬城に偶然その秘密がバレて以降、二人の距離が縮まって…。ちょっとチャラい陽キャ攻めにクールな美人受け、この属性に間違いはない!と期待して読み始めました。秋庭の顔をガシッと掴んでその緑の瞳を褒める冬城。おっと急に距離を詰めてきたなぁ〜。秘密を共有することで二人の距離が縮まるというのは鉄板ですが、普段一匹狼的な人間が自分にだけ気を許してくれている感じは良いかも。ただ二人の馴れ初めの子供時代の思い出は、種明かしが意外とあっさりだった気が。冬城の姉・朱音登場も、もう少し何かあるのか思えば特に何もなかったり、告白もそれに対する返事も結構あっさりだったように思いました。もう少し悶々としてくれたり拗れてくれたら、もうちょっと盛り上がったのかなぁ。最後名前呼びになった時、冬城のことを紫音くんと「くん」呼びにするのは地味に萌えましたが、まさにこれからというところで終わっているので是非続きが読みたいです。ちなみに本編ではエチなし、描き下ろしでお風呂エチがあります。触りっこまでですが、冬城が意外と積極的でこれはこれで良かったかも。あまり見えない角度ですが修正は白線数本でした。
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