ロマンスとジェラシー
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ロマンスとジェラシー

重い実

シュールを楽しめて、その上エロい

2022年5月17日
シュールを面白いと思うのは、実は高度な脳の働きによるモノではないでしょうか?
「こうあるべき」形式が既に頭にあった上で「なんでそうなった?」という驚きと呆然があり、「こうオチを付けたか!」という納得を、一瞬で行っているのですから。
『重い実節』と呼ばれる独特な語りは、この高度な一瞬を波状に仕掛けてきているのだと思います。
ストーリー構成で、セリフで、絵で。
大きなシュールと細かいシュールが、寄せて寄せて返らないwwまるで先生の見ている夢の中にいるようです。
更にわざとらしいミスリードがドッキリと笑いを仕掛けてきます。
しかしギャグではない。
語りは淡々と聖櫃だし、心に響くセリフやシーンが何度も出てきます。
鉄壁な相思相愛でイチャラブなエロシーンもいっぱい読めます。
けれどやっぱり本作は、おかしな事に突っ込まない、何をやっても当たり前のように受け止める、その『許されている』事に意味があると思います。
高橋家はその最たるモノです。
このシュールを存分に楽しみました。
たくさんあるエチシーンの修正は白抜きでした。
(何気に京田の元カレって三角木馬の人だよね?あと田中さん何者!?)
(私も小トリアノン行ってきましたGoogleMapで)
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