冷血公爵の心変わり
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冷血公爵の心変わり

Eddie/Bandalbanji

ネタバレ・冷血公爵の数奇な運命。

ネタバレ
2022年5月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ ピッコマで連載中ですが、好きすぎて何回も何回も読み直してしまう作品です。課金しすぎてもうお金ないよってくらいですがそれでも課金してしまう、そのくらいハマってます。
盛大にネタバレますので以下嫌な方は見ないでね。
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サメード伯爵家の妾の娘であるために冷遇されてきたエルインがペルカ公爵に捕虜として殺される寸前で魔法が発動。何故か冷血で死神と呼ばれるロアン・アレクセイ・ペルカ公爵に殺されるはずが求婚されその後溺愛されるようになる。しかし、それは魔法によるものでだんだんとその魔法が解けていく。
魔法の力による公爵(セイ)は仕事そっちのけで〈僕の愛しいカナリア〉とエルインを溺愛するが正気の公爵(ロアン)はエルインを忌々しく思っているため剣を向けてきたりする。そんな中で魔法が完全に解けてしまったらきっと自分は殺される…とエルインは恐怖に震える。そして魔法を守るために色々と画策するわけなのだ。
魔法は解けていく中、冷血公爵であるロアンとエルインはだんだんとラブになっていく。最初は読んでいて違和感しかない公爵のシェイクスピアを彷彿とさせる古臭い上にやたらクサい言い回し〈余にできぬことはない〉〈余にチャンスをくれ。そなたの恋心に火をつけるチャンスを。〉〈何を今さら顔を赤らめる。色々とちちくりあった仲であろう。〉がその頃にはクセになってしまう笑。
そして、二人はやっと相思相愛になり…世継ぎを作る約束をしたところで皇宮の陰謀に巻き込まれてしまう。投獄されたエルインを万策尽きている中、決死の覚悟で助けに向かうロアン。自分の命に変えても守りたかったエルインなのに、結局守れず死なせてしまい絶望したところで自分も死を迎える。
そして魔法が発動。過去に戻るわけだが、ロアンはその魔法が実は自分の願いを叶えるための魔法だったことを思い出す。〈自分も心から愛されたい。〉その思いが込められた魔法だったのだ。エルインはその心から自分を愛してくれる存在だったのに。
過去に戻りもう一度やり直すため愛するエルインを探し回るロアンの物語が実は本当のお話であり、本当に涙なしでは見られない。自分にしか過去の記憶がない中もう一度エルインに出逢うために葛藤する公爵は苦しすぎて泣けてくる。そして、外伝が激甘。幸せをこれでもかと見せてくれるので本当にありがとう!ハッピーエンド万歳!
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