媚の椅子
」のレビュー

媚の椅子

池玲文

本格的な極道もの

2022年5月30日
極道もののBLが大好物の私ですが、今まで読んできた極道ものがお子ちゃまに思えてしまうほど、この作品は本格的な極道ものだと思います。だからこそ、時には目を覆いたくなるようなシーンもありますが、ストーリーに重みとリアル感を与えています。激しい抗争の中、加賦と韮沢の2人きりのシーンは、はっきりとした愛情表現がなくとも、表情や言葉の端々に2人にしかわからない愛が存在していると信じたいです。
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