亡国のマルグリット
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亡国のマルグリット

すもももも

マルグリット、強く賢くなって!

ネタバレ
2022年5月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無料試読で気になって、そのまま最新九巻まで買ってしまいました!
とても面白いので早く次の巻が読みたい!…んですが、王女宣言以降のマルグリットは「これは私の戦い」と言いながら自力で問題解決したり戦ったりする場面が減るし、ついでに王妃陛下の存在感もどんどん薄れていくし、ルネも含めた男ばかりの政治の世界を見ているようで、少し残念です。
マルグリットが主人公らしい活躍をしてくれるのを楽しみにしています。
あと王妃陛下をもう少し丁寧に描いてあげてください😩

2023/09/23追記:12巻まで読みました。
相変わらずマルグリットが助けられるばかりで状況に流されるままの弱い女の子に見えます。周りとの絆の話もあったのに、王妃陛下に言われたことを考えて学ぶ姿勢もなくてモヤモヤしました。
それにルネもマルグリットも国の存亡と多くの人間の命がかかっている立場なのに「いま考えること?」というタイミングで恋愛感情の描写が挟まるので軽薄に思えて危機感が削がれました。少女マンガとして恋愛の描写を入れたいのだとしても、もう少し納得のいく描き方をしてほしかったです。
また、反乱に関するジャンの言動に一貫性がない等、主人公二人以外の感情描写は雑に感じます(あるいは周りを動かす主人公達の描写に説得力が足りないか)。
もしかしたら同じ内容でもコマ割りや絵の見せ方によってはキャラクターの葛藤や威厳や迫力などが感じられて、恋愛描写も物語のメリハリと感じられたかもしれません。死と金の匂いがする政治や戦いよりも、活き活きとした温かな日常を描く方が向いている作家さんではないでしょうか。
残念ながら私は読んでいてマルグリットにイライラするようになってしまったので、ここで読むのは止めます。
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