このレビューはネタバレを含みます▼
ずっと気になっていた作品で、少し前の半額セール中に購入して積んでいたのをフォロー様のレビューで思い出して読みました。フランス育ちのダンサー・ユーゴ×トップポールダンサーのハルのお話で、表題作のみ全６話＋描き下ろしで合計217ページ。フランスから来日しショービズに挑戦することになったユーゴは、ポールダンサーのハルに一目惚れ。でもハルには何か言えない過去があるようで…。SILVA先生の作品、辺田先生〜のイメージが強かったので、こちらの作品がギャグ要素が全くないシリアス寄りの作品でビックリしました。でも画力の素晴らしさはここでも発揮されていて、特に身体の描き方がとても綺麗。綺麗に筋肉がついていて、でもしなやかで柔軟性もあるダンサーの魅せる身体にピッタリでした。ただページ数の割にさらっと読めてしまった印象です。最初のハルの「俺とヤッたら殺られるよ」というセリフで、ハルにはどんな過去が隠されているのか、今も何かあるのかとワクワクしたんですが、ちょっと拍子抜けしたかなと。確かに倫也との過去と現在は隠されていたけれど、倫也は誰かを殺すとかできないし、ハルのセリフの重さとはちょっと合わないような気がしました。あとほぼ一目惚れ的にコトが進んでいるので、そうなる前に気持ちの積み重ねが欲しい派には少し物足りなく感じるかも。最後自分の目の前でシて欲しいという倫也の気持ちにもあまり共感できなかったです。
レビューをシェアしよう！
ERR_MNG