このレビューはネタバレを含みます▼
大河ドラマの影響で、鎌倉時代のものに興味がわき、購読。三代目執権の泰時の孫にあたる、経時や時頼、檜皮達のそれぞれの目線でのお話が描かれています。親戚関係や政治的な立ち位置のためにどうにもならない恋のお話や、その人物のその後のことを思うと切なくなるお話もありました。それでもどのお話も心惹かれるようなものばかりでした。
最初の方に家系図があるので、人間関係が分かりやすかったです。
最後の「わらわべ水鏡」は、江戸時代の大坂、七夕の時期が舞台です。子ども達のやりとりがかわいらしかったです。