かいじゅう
」のレビュー

かいじゅう

時羽兼成

ゴジラではなかった

2022年6月17日
198ページ。
昭和感たっぷりな雰囲気が気に入って読みました。
途中までのハードな感じは良かったんですが、そのハードさに対してのBL展開が唐突と言うか甘さ強すぎと言うか、趣味に合いませんでした。
城にもっと怪獣っぽさが欲しかったです。過去の描写が少なすぎて、怪獣としてのキャラクターを確立させるには弱かった。昭和の怪獣って言ったらゴジラで、ゴジラは人類へのアンチテーゼも担ってたりすると認識しているので……要は期待し過ぎたとも言えますかね。
ストーリーはやや直線的。南無を活かしきれてない勿体なさを感じました。
けどなんとなく気になる作者さんで、別作品にも手を出す可能性あり。
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