花椿秘恋唄~100年先まで
」のレビュー

花椿秘恋唄~100年先まで

梨花チマキ

熱く切なくやるせない心情が強く伝わった

ネタバレ
2022年6月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 江戸時代の彫師 x 蔭間茶屋の男花魁。
泣きました。
出落ち感が有り、先が読めてしまったのに泣けました。
低評価レビューで仰っているように、物語に合わないメタセリフや整合性に欠けるとこ、ストーリーの流れ的に引っかかる事など色々とツッコミどころが有るにもかかわらずです。
けれどもシンプルな熱く切なくやるせない思いがビシバシと伝わってきました。
せっかくBLを読んでいるのだから、毎度毎度全力で楽しみたい。
そういうスタンスで読めばきっと感動の嵐だと思います。
まぁ結局はこういうお話が好きなんですよ。(ネタバレになるので詳しくは書きませんが)
エンディングでは号泣してしまいました。
………
それとイケメンが着物を着崩しながら入れたり入れられたりする描写にはすごく萌えます。
現代劇BLで温泉浴衣をサービス的に描かれる作家さまが多いのも解ります。
しかも帯だけが残っていたしてるのとか、捲り上げた裾から見えるキュっとしまった臀部とか、そりゃあもう堪らないです。
身体を売る仕事のイケメンが、好きな人がいても仕事を続けなければならない、しかも現代の売り専ボーイと違って絶対に辞められない。
病気のリスクも高くていつ命を落としてもおかしくないと諦念している。
ホントこういう切なさってキます。
江戸時代なのに髷を結わず月代も無く、ざん切り頭なのがこのお話では逆に良かったのかも?
修正は白抜きボカシでした。
リバ有りです。412
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