独特なファンタジーBL小説





2022年6月30日
最初このお話を読んだときには正直戸惑いました。ただ単に私の想像力、読解力が乏しいだけなのですが、「灰色狼」とあらすじにあったので獣人モノかな?と思ってましたが普通の人間でした。あとは人の名前(その灰色狼たちの)がかなり特殊で、温もりさんとか雪解けさんとか自分の中で"人名"と捉えにくくて、その世界観になかなか入り込めませんでした。
が、そんなのは読み進めてみれば全く、何の問題もなかったです。単純にこの作品の世界観に入り込めたのは、設定がどうのとかではなく、ただひたすらに足弱を思う今世王の想いです。無条件に真っ直ぐな愛をぶつけてくる(時には暴力的でもありますが)今世王に足弱とともに絆されてついに陥落してしまうのです。
俗世間とは完全に切り離された山の中で過ごす足弱と、王族唯一の生き残りである今世王との溝が簡単に埋まるわけもなく、そこも丁寧に描かれていくので、足弱が自分から今世王に歩み寄るところは本当に感動しました。願わくば灰色狼の一員になって二人をずっと見守り続けたいです…。
が、そんなのは読み進めてみれば全く、何の問題もなかったです。単純にこの作品の世界観に入り込めたのは、設定がどうのとかではなく、ただひたすらに足弱を思う今世王の想いです。無条件に真っ直ぐな愛をぶつけてくる(時には暴力的でもありますが)今世王に足弱とともに絆されてついに陥落してしまうのです。
俗世間とは完全に切り離された山の中で過ごす足弱と、王族唯一の生き残りである今世王との溝が簡単に埋まるわけもなく、そこも丁寧に描かれていくので、足弱が自分から今世王に歩み寄るところは本当に感動しました。願わくば灰色狼の一員になって二人をずっと見守り続けたいです…。

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