誰かに、何かに許されようとする姿が切ない





2022年7月4日
【毎日無料連載】で読んで、どうしても先が気になってしまい購入した作品です。先生ご自身もタブーに触れている事は承知の上の作品のようで…倫理的にとても重く考えさせられました。結末には賛否両論あるようですけど、私は理解したいと思うし賛成です。凉の若さゆえの暴走かと言えるような想いも、時間を経て確かなものに変わったのと同時に果の覚悟も決まったように思います。法こそ犯していないものの、倫理的に受け入れられるはずのない関係というのは、二人とも十二分に理解していて、それでも何かに・誰かに許される関係であろうともがく姿が切なく印象的でした。

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