神様なんか信じない僕らのエデン
」のレビュー

神様なんか信じない僕らのエデン

一ノ瀬ゆま

新しい世界の始まり

2022年7月6日
本日購入、上下巻読み終えて即レビューします!
オメガバ作品については初めて読んだ時に「この設定は何だ?」「ただエチをする為の設定かな?」と思い、内容もヒート→エチする→気になる→好きになる→両想いというお決まりの流れがあるのでちょっとう〜ん…というのもありました。
が、この作品は第2の性別が当たり前にある世界ではなくオメガバの起源。全てが初めての事だらけで戸惑う少年たち。戸惑う中で本能に従う事しかできない苦しみや葛藤も描かれています。
主人公のたかいが医者の息子で理系脳なのもポイントですね。
全てを理屈で考えて、読んでいる側も納得できる。
教科書に載せるべきでは?と思う程、身体と心の進化が分かりやすい。
この後に人々はどんどん進化していって(動物の本能ならば退化なのかな)、アルファオメガの性ができ、新しい世界ができあがると思うとワクワクしてくる。
絵もとても綺麗で、描き方や表現が素晴らしい。
とても良い作品でした!
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