5人の王シリーズ
」のレビュー

5人の王シリーズ

恵庭/絵歩

色々あるけどすごいお話

ネタバレ
2022年7月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 仕事の合間を縫い、寝る時間を惜しんで一気に3冊を読みました。途轍もないお話だったので早速レビューを、と思い他の方のレビューを確認させていただいたところ、低評価の方にも結構共感させられるところがあって苦笑しました。色々ありますが、私としては青と緑が本当に仲良く睦まじくお互いだけの存在に末長くなり得たのか?と言うところがもっと知りたかったです。お互い色々奔放すぎて。次に青の緑に対する恋心は結局緑が記憶改竄していたからあの様な対応だったの?(と言うかそもそも改竄したの?)それとも作中で力を与えすぎると緑が大変だからと言っていたけどそれが本当なの?はたまた、ドSだと言う性質的なものなの?と言うところが疑問でした。さらに本当にどうして緑は青が好きになったのかなぁ?さりげなく守ってはいたけど結構意地悪でしたよね?こんなに短期間で命賭けようと思うくらい好きになる何かあったかなぁ?それは青にも言えるけど。それから、5人の王、なんだから、最後のピンチは残り3人も加勢して、5人揃って神の力を用いて国を守るくらいになるのかと思っていたけど最後まで青と緑だけだった…。それからやっぱりみなさんが挙げられている青ルリの問題ね。まあ、一夫多妻的な性的に奔放な時代性なんだろうな、と思えば良いんだけど、最後まで何かの間違いであって欲しいな、と思いました。結構嫉妬深かったはずの緑もあんまり気にしてないことや、王宮の外で生きたいと願ったからと仮にも我が子共々安易に外に出す事も謎。まあ、細かいところを上げればキリがないけどでも、全体的に面白かったです。緑の王の役割に対する真摯な姿勢に感銘を受けたし、周りを巻き込むことに我儘とか自己中とか学習しないとか色々意見あるけど、でも、トップに立つ人は自分の信じるものを、そうやって周囲を巻き込んみながら理想を叶えていくんだろうなと思いました。
いいねしたユーザ9人
レビューをシェアしよう!