さよなら絵梨
」のレビュー

さよなら絵梨

藤本タツキ

作者買い

ネタバレ
2022年7月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 映画をテーマにした、映画のような作品。素晴らしかった。
ルックバックもそうだったが、創作に対する作者の愛情とストイックさが作品を通して伝わってくる。作者は絵梨と主人公のやってることをずっと一人でやってきた、職人気質の人なのではないか。創作を目的とし、創作者として最高のものを作るために死ぬほど努力しているように思える。
一方で、今後は創作を手段とする作品も読んでみたい。画力も技術も充分と思うので,テーマをひろげてほしい。経験による主観が伴わなくても、想像でいい。できれば作者と最も縁遠い、調査や取材が必要なテーマの作品がいい(個人的な願望は社会派)。いつかぜひ読みたい。
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