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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • EDEN

    遠藤浩輝

    超大作!!定期的に読み返したい。
    2024年8月24日
    環境破壊と戦争により荒廃した世界で懸命に生きようとする人類を描いた近未来SF。物理学・生物学・世界情勢についての豊富な知識と練りに練り込まれたストーリー、魅力的なキャラクター、どの観点からも大変素晴らしい作品だった。18巻簡潔だが情報量が多く、一気読みに二日以上費やした。真の漫画好きに読んで欲しい至極の一冊である。
  • ロッキード

    真山仁

    面白い!
    2024年6月15日
    経済小説の巨匠が手がける圧倒的ノンフィクション。当時の事件関係者への粘り強い取材や大量の資料に基づいており、まず内容が非常に精緻である。また、当時の国際情勢、田中角栄の生い立ち、政界の人間関係など偏ることない実に様々な視点から、事件が起きた背景や総理大臣逮捕に至った理由が述べられている。読み手を事件に没入、当時の関係者の心情に激しく感情移入させるのは真山仁だからできることで、ノンフィクションなのにハゲタカを読んでいるのと同じようなハラハラ感がある。手が止まらない。今年読んだ本の中で間違いなく一番面白い本。
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  • サンダー3

    池田祐輝

    面白い!
    2024年5月27日
    メタジャンルと知らずに買った。すごい味のある絵だったし、何気ないストーリーでもスッと入れたから…
    読んでみて、二転三転あってびっくり。まさかのメタで、しかもSFとは。この作品がすごいと思うのは、安心感と既視感のある少年漫画王道の要素をこれでもかと盛り込みつつ、なおかつ先の読めないハラハラ感があるところ。この理由を考えたが、王道の要素については最初からネタバレ全開で謎解き要素がないのだ。つまり、今後の展開が全然わからない。先が楽しみ。
  • 対岸のメル 幽冥探偵調査ファイル

    福島聡

    すごく面白いが既視感がある
    2024年5月1日
    幽霊が見える少女と、控えめな天才肌である同級生の男の子の怪死事件ファイル。短編ながら安定感のある充実の読み応え。さすがハルタ。
    作者の過去作を見てるとテイストが全然ちがうので、流行り物を取り入れた実験的な作品に感じる。
    うぐいす祥子の死人の声を聞くが良いが好きな人は絶対好きだと思う。
  • オッドスピン

    菅野カラン

    性格真逆の双子が地面師になる話
    ネタバレ
    2024年4月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ナニワ金融道とも、クロサギとも、正直不動産とも、カバチタレとも違う。見たことないタイプの漫画。人間模様の描き方が独特。地面師の手口はリアルで本格的。大変面白い。続きが気になる。
  • 岡崎二郎SF短編集 ビフォー60

    岡崎二郎

    待ってた〜!!
    2024年1月15日
    漫画界の星新一、岡崎二郎大好き!単行本はフルコンプリートしているのですが、さすがに未収録作品が掲載されている雑誌は持ってないので、嬉しいです。
  • グリンゴ

    手塚治虫

    手塚治虫が最後に手がけた作品
    2024年1月15日
    手塚治虫作品の中で最も好きな作品。もっと早く出会いたかった。
    1980年代の日本の商社マンを主人公とした物語。主人公の日本人(ひもと ひとし)が支社長として海外支社へ赴任するところから始まり、行く先々で壮絶な体験をする。一つ一つのエピソードが、『日本人が海外でどのように見られているか』『日本人という肩書きが通用しない時、一人の人間として世界とどう向き合うべきか』を読者に問うている。読み進めるほどに、自分がいかに日本という村社会で世界を知らずに生きているか思い知る。ジャンルは全然違うが、ブラックラグーンを読んだ時と同じ衝撃だった。
    社会派漫画が好きな人にはぜひオススメ。
  • 星屑の王子様【単話】

    茅原クレセ

    クズであり星である
    2024年1月15日
    側から見たらイカれたホストの生態が、ホスト視点の軽いタッチで生々しく描かれている。奇しくも昨今歌舞伎町で悪質ホストクラブの摘発が始まったが、ニュースより本書の方が内情について詳細に赤裸々に記されているように思う。
    売上は1割の常連と9割の新規で構成されるというのはどこの業界でも同じなのだと実感する。売れっ子ホストはもれなく皆優秀なマーケッターであることが間違いないので、別の仕事をさせた方が良いと思った。
  • ある行旅死亡人の物語

    武田惇志/伊藤亜衣

    ヤフーニュースの記事の続きが気になって
    2024年1月15日
    少し前にヤフーニュースに掲載されたルポの続きが気になって、買ってみました。
    3000万円もの大金を自宅の金庫に残して孤独死した身元不明の高齢女性の人生を、共同通信の記者2名が追う話です。ほとんど手がかりがない状況からスタートするのですが、大胆な仮説・次々と明らかになっていく事実の意外さ・記者の取材の腕のすごさが面白くて、一気に読んでしまいました。
  • さよなら絵梨

    藤本タツキ

    作者買い
    ネタバレ
    2022年7月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 映画をテーマにした、映画のような作品。素晴らしかった。
    ルックバックもそうだったが、創作に対する作者の愛情とストイックさが作品を通して伝わってくる。作者は絵梨と主人公のやってることをずっと一人でやってきた、職人気質の人なのではないか。創作を目的とし、創作者として最高のものを作るために死ぬほど努力しているように思える。
    一方で、今後は創作を手段とする作品も読んでみたい。画力も技術も充分と思うので,テーマをひろげてほしい。経験による主観が伴わなくても、想像でいい。できれば作者と最も縁遠い、調査や取材が必要なテーマの作品がいい(個人的な願望は社会派)。いつかぜひ読みたい。
  • ピカロ

    白瀬透

    実話をもとにした重厚なサスペンス
    2022年6月19日
    森永グリコ社長誘拐事件をモチーフにした作品は多々ありますが、その中でも定期的に読み返したくなる作品です。3巻と短いながら読み応えがあります。
  • 鬼虫

    柏木ハルコ

    強い女性がたくさん出てくる
    2022年6月13日
    青ヶ島を舞台とした、強い女性VS強かな女性の戦記。柏木ハル子の描く女性像って、不器用だったりあざとさが際立っているイメージがあったが、いい意味で完全に裏切られた。とにかくみんな屈強。男より強そうに描いてある。
    似たような漫画はあまり見かけないので、新ジャンルを開拓したい人にオススメ。
  • 紛争でしたら八田まで

    田素弘

    リアルタイムな題材がてんこ盛り
    2022年6月13日
    損保の地政学リスク専門家が監修してるだけあって、本格的。漫画ならではのご都合主義もあり、展開のリアリティはやや欠けるものの、考察部分はこれでもかと中身が詰まっててとても面白い。anさんのレビューを拝見して無料分読んでみましたが、ハマったので全巻買いです。
    勇午やBLACK LAGOONが好きな人には自信を持ってオススメできる作品かも。
  • アフター0〔著者再編集版〕

    岡崎二郎

    癖になるSFショートショート
    2022年6月13日
    作者の関心の対象と知見を惜しみなく詰め込んだ作品。どの話もグッときて、短いのに読み応えがある。
    学習漫画のような絵柄だが、絵はとても丁寧で読みやすい。漫画界の星新一とも呼ばれているようだが,読めば納得。SF好きなら自信を持ってオススメできる。
  • さよならキャンドル

    清野とおる

    息が止まるほど笑った
    2022年6月13日
    東京都北区赤羽にある怪しいスナックと、そこに出入りするヤバい客を描いたドキュメンタリー漫画。コマによっては絵じゃなくて写真が当て込まれているのですが、これがまたいちいちすごいインパクトのある写真。
    月曜から夜更かしが好きな人にはドツボにはまる一冊と思います。
  • 血の轍

    押見修造

    読んでいて苦しい
    2022年6月7日
    心の闇を描かせたら押見修造の右に出る者はいないだろう。毒親の描写が強烈で読んでいるうちに暗い気持ちになるが、同時にすごい力で引き込まれる。
  • 15歳、プロ彼女~元アイドルが暴露する芸能界の闇~

    大久保ニュー/ふめいちゃん

    現実は小説より奇なり
    2022年6月6日
    芸能界がドロドロとは良く言うが、現実は想像の遥か斜め上をいくということを実感する作品。
    主人公のメイちゃんが逞しすぎてもはやサイコパスなのだが、突き抜けた感じに不思議な魅力があり、応援したくなる。
  • さんさん録

    こうの史代

    独特のタッチで描く日常
    2022年6月6日
    妻に先立たれたじいさんが、遺品の家事ノートを見ながら少しずつ身の回りの色々なことに取り組む話。息子夫婦との生活、亡き妻に面影が似る女性との淡い恋がなんとも軽やかで愛らしいタッチで紡がれる。
  • 茄子

    黒田硫黄

    イチオシ!鬼才黒田硫黄の渾身の名作
    2022年6月6日
    茄子をテーマにしたヒューマンドラマ。黒田硫黄のファンで他作品も全て読んだが、これがダントツ一番良かった。
    ジブリアニメにもなった『アンダルシアの夏』も収録されている。(宮崎駿がゾッコンだったそうな…)原作を読んでから映画を見ると趣深い。ちなみに映画のEDでは忌野清志郎の自転車ショーの歌にのせて黒田硫黄の原画が流れ、これが大変素晴らしくて涙が出る。
  • BANANA FISH

    吉田秋生

    色褪せない名作
    2022年6月6日
    ベトナム戦争後のアメリカを舞台にした、少年たちの友情物語。ギャングやマフィアとの抗争は綿密な取材や下調べのもと描かれており、とても読み応えがあって面白い。主人公アッシュのキャラクターもさながら、サブキャラクターも個性が際立っている。
    大友調の絵からYASHAに繋がる絵の変遷も楽しめる。
  • 星を継ぐもの

    星野之宣/J・P・ホーガン

    巨匠×巨匠の名タッグ
    2022年6月6日
    二大巨匠のタッグというだけあり、非常に重厚で読み応えのある作品となっている。ホーガンの原作を読んだ人に取っても物足りないことはなく、むしろ星野之宣の解釈がビジュアル化されており、再度新しい感覚をもって楽しめる仕様となっているように感じる。
  • 放浪の家政婦さん

    小池田マヤ

    大好き!里さんシリーズ
    2022年6月6日
    主人公である家政婦里さんの魅力あふれる、大好きなシリーズ。身長185cmのモデル体型でどブス、LGBTであり男女に爆モテ、また家政婦としてはSランクであり仕事も超デキるという個性的なスペックを誇る里さん。
    内容は家政をテーマにしたものがほとんどですが、家庭内の日常をここまで毎回ドラマチックに、奥深いものとして描けるのは本当にすごい。また家政のうち料理のウエイトが高めで、里さんの作る料理はどれも美味しそうなので、お腹を空かせて読んでください。
  • オッドタクシー

    此元和津也/P.I.C.S./肋家竹一

    評判通りの秀作
    ネタバレ
    2022年6月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高次脳機能障害を患い、人の顔が動物に見えてしまう主人公を中心に展開されるサスペンスストーリー。話が進むにつれ別々のエピソードが一つにまとまっていく。展開も素晴らしいが、何よりも秀逸なのはセリフ回しだと思う。トンチが効いているし、嫌味じゃない。本作にはラジオが流れる場面が至る所で出てくるのだが、筆者自身多分ラジオや本などが好きで、言葉豊かな人なのだと思う。
  • リラックマ生活

    コンドウアキ

    疲れた時に最高
    2022年6月6日
    かわいいリラックマ、コリラックマ、キイロイトリが肩の力の抜き方を教えてくれる。絵も可愛いし最高。リラックマファンなら見逃せない定番作品。
  • 画集 意撫と阿陀夢

    桑田次郎

    綺麗
    2022年6月6日
    男女のまぐわい方が綺麗で幻想的。現代版春画。背景も四季折々の草花が美しい。本来なら電子書籍なんかではなく絵巻や屏風絵で見たい作品である。
  • 親友交歓

    太宰治

    どこにでもいる嫌な奴の、秀逸な描写
    ネタバレ
    2022年6月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いきなり訪ねてきた失礼な同窓生をこき下ろす話。
    太宰治の作品の中ではあまりメジャーではないが、強烈に印象に残った作品である。今も昔も嫌な奴の性質は共通しているのだなあと思うと同時に、こんな短編にその性質を全部乗せできる筆者の天才ぶりを実感する。
    同窓生の言動を自ら断罪せず、描写のみして読者に判断を委ねようとするところなど、相当の怒りとこだわり、性格の悪さを感じる。
  • 25時のバカンス 市川春子作品集II

    市川春子

    なにもかもが素晴らしい
    2022年1月20日
    宝石の国作者の短編集。魅力的キャラクターや壮大な死生観だけでなく、この漫画を構成する全てが素晴らしい。とても読み応えのある短編集。
    余韻が長く、読了後はしばらく他の漫画を読む気がしない。
  • モトカレマニア

    瀧波ユカリ

    とてもリアルな恋愛観
    ネタバレ
    2022年1月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 元カレに恋する主人公ユリカちゃんにとても共感できる作品です。元カレの態度への一喜一憂や、二度目の失恋から立ち直る時の葛藤がとてもリアルです。最後は怒涛のマッハ展開でややギャグっぽいですが…ユリカちゃんが前向きでいい子なので、現実離れしたハッピーエンドも心地よく感じます。相手の彼は屑の折詰めみたいな男ですが、熱いところなど良い点もあり、現実にいそうでクスッと来ます。個人的には周囲のサブキャラクターが皆個性的で温かくて好きでした。
  • スキップとローファー

    高松美咲

    まっすぐなみつみちゃんがいい
    2022年1月3日
    田舎の中学から上京した女子高生の学園ライフ。周囲の悪意も前向きに捉えて糧にするみつみちゃんが眩しい。学園生活も色々な要素を盛り込んでいて、恋愛一色じゃないのがいい。
  • ダンス・ダンス・ダンスール

    ジョージ朝倉

    熱い!ダンス漫画。
    2022年1月3日
    バレエ漫画はどれも熱血のものが多いけど、これも例外ではありません。バレエを始めた年齢が遅かったことをコンプレックスに感じる主人公が、周囲と切磋琢磨しながらメキメキ上達します。よりステップアップするために大切なものを潔く捨てられる主人公が若くて眩しいです。
  • バー・オクトパス【カラーページ増量版】

    スケラッコ

    作者買い
    2022年1月3日
    寡黙で聞き上手なタコのマスターと、OL人魚をはじめとするバーの常連客のほのぼの日常譚。OL人魚が抱える仕事や人間関係のささやかな悩みはとても共感できます。また、悩みを引きずらずにその日のお酒で流すのがとてもいいと思いました。シンプルなのに味のある大変良い作品です。
  • 「子供を殺してください」という親たち

    押川剛/鈴木マサカズ

    ノンフィクションだと思うと心が痛い
    2021年12月15日
    精神病患者の移送業に焦点を当てた、実話に基づくオムニバスストーリー。内容が凄まじすぎて読んでいるとだんだん気が滅入ってくる。絵が悲壮なストーリーにハマりすぎているのもある。
    患者の家族はほとんどの場合どこか問題がある(毒親だったり)ように描かれている。まるでゴミ処理をするかのように移送を委託し、移送業者を軽んじる家族。一方でそうした扱いに耐えつつ、法外なお金を取ったり(相見積なんて取れない)、上から目線で家族に説教する移送業者。もう地獄絵図。
    ヒロインの実吉さんのおかげで各話いい話風にまとまっているけど、その白々しさも意図して演出しているなら漫画担当が天才。
  • 比嘉姉妹シリーズ

    澤村伊智

    読んだ後トイレに行けない
    2021年12月15日
    まず、導入部分が怖すぎて引き込まれ、そこから一気に最後まで読んでしまった。悪霊とのかけひきは手に汗握る展開。ホラー好きにはオススメ!
  • カッパの飼い方

    石川優吾

    河童と人間の共生
    2021年11月21日
    ペット記録でもあり、河童と人間の共生を描いた話でもある。斬新でとても面白い。登場する子河童は愛らしく、大人の河童も黄桜のCMを彷彿とさせるようで味がある。基本一話完結のショートストーリーで、このショートストーリーの作り方も大変秀逸。読んでいるうちに本当にこの世の中に河童が存在しているように錯覚してくる。
  • 惑星クローゼット

    つばな

    面白くて一気読み!
    2021年11月21日
    フォロアーのレビューを見て買ってみました。
    可愛い絵なのに、展開がグロくてエグいですね…
    ストーリーは古典的ですが引き込む力が強くて、気づいたら一気読みしてしまいました。
    ホラーやSFが好きな人にオススメです。
  • ファイアパンチ

    藤本タツキ

    壮大な自分探しの物語
    ネタバレ
    2021年11月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 登場人物の誰もが、自分は誰なのか、何のために生きるのかを最後まで探し求めています。
    ラストは火の鳥を彷彿とさせるグランドフィナーレ。読み応えある作品でした。
  • 藤本タツキ短編集

    藤本タツキ

    良い!
    ネタバレ
    2021年11月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ルックバックを読んで、良かったので買ってみました。結果、作者の持ち味が活かされている作品でとても良かったです。
    短編集を出すか否か迷った旨が後書きに書かれていましたが、私はこれが読めて良かったと思います。こういう素直で単純なのに読ませる作品て減ってきたから、希少です。2巻も発売されたらぜひ買いたいです。

    贅沢を言うなら、こういう表現力のある作家さんには是非色々な経験をして、色々なテーマで描いて欲しいなあと思います。現状自分の言葉で伝えられる範囲にシビアに絞って描いているように思います。そのため一つ一つの作品の完成度はとても高いのですが、今後は作品のテーマを拡げてほしいです。作者の描く人物を、色々な世界観で見たいです。
    個人的にはファンタジーよりリアルな題材の方が向いてる気がするのですよね。応援しています。
  • 新装版 度胸星

    山田芳裕

    こんな面白いものを…
    2021年10月7日
    なぜ打ち切りにするのか。意味不明の一言に尽きる。作者はもう描く気はないといっているが、再開してほしい。結末が見たい。
  • ルックバック

    藤本タツキ

    すごく良い
    ネタバレ
    2021年9月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ きちんと自分の言葉で描かれており、とてもいい作品だったと思う。他作品も読んだが本作品が一番良かった。心情描写と表情がとてもうまいので、パラレルワールドの設定がなくても充分に良い作品だったと思う。正直設定のせいで若干くどくなった感もある。昨今の漫画は『手段が目的化してない?』ってほど設定が複雑になってる傾向があるから…
    作者、少年誌より青年誌のが向いているのでは?この作品を読んで作者に興味が湧いた。今後新作が出たらまた読んでみたい。
  • 虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-

    ippatu

    期待
    2021年8月2日
    まだ始まったばかりで展開が読めないが、絵やキャラクターに雰囲気がある。期待の星4つ。
  • しわあせ

    山田芳裕

    考えさせられる
    ネタバレ
    2021年8月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 数々の名作を生み出している山田芳裕が手がける近未来ストーリー。
    この作品を読むと、今の時代は作品世界へのまさに過渡期なのではないかと思える。作品の価値観は今のリアルの価値観とほぼイコール(添加物ロスとか、ロハスとか、服飾業界の衰退とか)。SNSの非匿名化が進んでweb広告も要らなくなったら、こんな未来が本当にありそう。
    何がすごいかと言うと、1991年にこれを描いているところ。この作者の作品は『いよっおみっちゃん』が1番好きだが、これも好き。
  • adabana 徒花

    NON

    映画化してほしい
    2021年7月20日
    終盤まで真実がわからない…読ませるミステリー。若い主人公の純粋さが痛々しくて、なんとも切ない読後感。素晴らしい良作でした。映画化してほしいです。
  • アイアンバディ

    左藤真通

    純粋な主人公のありあまる才能
    2021年7月20日
    きちんとした取材や情報収集のもと、しっかり作り込まれていてとても面白かった。才能にあふれる主人公や個性豊かで優秀な周囲の人たちが魅力的に描かれている。また、読んでいてとても勉強になる一冊だった。今のロボ技術ってここまで進んでいたのか…
    実はロボット工学とAI研究には通ずるところがあるようで、『この世界は不完全すぎる』も同一のテーマについて描かれているように感じる。
  • ポルタス

    阿部潤

    よくまとまっていて、怖い
    ネタバレ
    2021年7月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 忘却のサチコと同じ作者とは思えない。絵のタッチがリアルで怖さが増している。ストーリーもありきたりだけどよく練られまとまっていて、引き込まれる。津山事件が元ネタなのかな。
  • 亜童

    天野雀

    画力は高い
    2021年6月30日
    1巻で期待。大友調で緻密な絵。コマ割りや表情の作り方も渋くていい。
    2巻で幻滅。画力に対して、圧倒的にストーリー力が足りない。下調べも足りない。チープな絵に置き換えて読むと、とてもじゃないが読むに値しない。
    勢いで3巻まで買いましたが、3巻は多分読みません。
    原作が別の人なら、今後ヒットする可能性あり。次作に期待。
  • 口語訳 遠野物語

    柳田国男/佐藤誠輔/小田富英

    イメージと違う
    2021年6月28日
    遠野物語はただただ妖怪や怪異について書かれているという先入観があったが、解説をよく読むと非常に深く郷土史に根ざした民俗学研究であることがわかる。『地名の研究』もおすすめ。
  • ロスト・ラッド・ロンドン

    シマ・シンヤ

    最後まで一気読み!
    2021年6月28日
    絵のテイストはオノ・ナツメに近いと思ったが、セリフや物語の運びなど、空気は全然違った。登場人物がみんな魅力的で、ストーリーは古典的だがちゃんとハラハラドキドキする。漫画というより映画を見ているようだった。次作も期待。
  • 乙嫁語り

    森薫

    歴史への敬意を感じる、精巧な作画
    2021年6月28日
    漫画というよりは、最早芸術品に近いと思う。絵がとても精巧で綺麗。19世紀後半の東欧を舞台とした、壮大な物語。当時の世界情勢の背景や、人々の生活が一切の妥協なくとても丁寧に描かれている。エンターテイメントなのだが、読んでいるととても勉強になる。定期的に、時間をかけて読み返している。
  • 往生際の意味を知れ!【単話】

    米代恭

    すごい病み方
    ネタバレ
    2021年6月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ あげくの果てのカノンから。作者買いです。米代恭らしく、登場人物はみんなどこかおかしい。まともだと思ってた人も終盤になっておかしいことが発覚したりする。展開の読めないハラハラストーリーは、前作より抜群に面白いです。
  • もっけ

    熊倉隆敏

    見えざるものとの共生
    2021年5月10日
    妖怪vs人間の構図ではなく、妖怪を『日常の中にあるもの』として見事に描いていると思う。ダブルヒロインである檜原姉妹の成長譚でもある。
    この作品の特徴として、ひとつひとつ丁寧に描かれていることが挙げられると思う。まず、日本各地の民話・伝承があまり曲解することなく丁寧に組み込まれている。そのため、物語としてあまり派手な展開はない。その中でも、人物描画や心の葛藤についてやはり丁寧に描かれている。
    定期的に読み返したくなる良作。
  • 宙に参る

    肋骨凹介

    またすごい人でてきたー!!
    ネタバレ
    2021年3月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 近未来、宇宙で亡くなった夫の遺骨を故郷である地球に持ち帰ろうとする妻の話。その行為には一見なんの問題もないが、妻がお尋ねものなのかやり方がまずいのか、妻の周囲で何かが始まっている。その謎はこれから少しずつ解明されていくのだと思う。主人公のハイスペックぶりもさながら、それを支える設定や世界観がしっかりしているから面白い。設定や掛け合いは余計なものが削ぎ落とされてて、どハマりだった。ここ二ヶ月くらい、面白い漫画に出会えなかったから嬉しい。激推し。アニメになっても見応えあると思う。攻殻機動隊やパトレイバー読んだ時と同じ衝撃。
    あとこの作品読んで、トーチは期待できると思った。読み手を選ぶがハイレベルな良作が多い。
  • ガンニバル

    二宮正明

    面白い!
    ネタバレ
    2021年1月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 巷に溢れるペラペラ系グロ漫画かと思いきや、しっかりしたストーリーのある良作でした。終盤のどんでん返しが特に読ませます。映画化してほしいです。
  • 闇~10年間、殺され続けた山下さん~

    川元文太/したらなな/野村エージ

    新感覚でおもしろい
    2021年1月6日
    カテゴライズが難しい。ホラーでもあり、ミステリーでもあり、ギャグ漫画でもあり、ヒューマンドラマでもある。作者の感性がぶっ飛んでいて、全く展開が読めない。独りよがりと天才的運びの微妙〜〜〜な狭間を話が進んでいく。笑いのツボも独特だが個人的にはとても好き。たくさん笑わせてもらった。
  • スパデート

    聖千秋

    ただただ、水鳥さんが素敵
    ネタバレ
    2020年12月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とにかく、キャラクターの魅力で読ませる作品。水鳥さんのように『自分だけはこの人を理解できる』って他の人から思われる人って、モテるけど都合よく消費されることも多いんだろうと思う。主人公が守ってあげてほしい。
    あとこのスパのモデルは実在します。おそらく、横浜の万葉倶楽部。よく行きます。
  • 不滅のあなたへ

    大今良時

    圧倒的スケール!
    ネタバレ
    2020年12月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 命と人間の歴史を題材にした物語。古代から現代まで、その時代の課題だったであろうことがストーリーの中に織り込まれている。

    キャラも立っており、ストーリーも精密に推敲されているため、ながいながいお伽話を読んでいるよう。これだけ大きいスケールのものを扱うと、作者の意図とか伝えたいことが悪い意味で前面に出てきそうなものだが、それがないのに読ませるのがすごい。正直テーマに気づいたのも中盤以降であり、ラストも読めない。最初はどんな漫画かも分からず、ただ面白いから読んでいた。
    聲の形も良かったが、正直本作は段違いレベルの作品と思う。実力派作者。最後まで買います。
  • 三体

    劉 慈欣/大森望/光吉 さくら/ワン チャイ/立原透耶

    圧倒的読後感!!
    2020年12月14日
    物理学や科学の側面から宇宙人侵略を描いた、中国のSFベストセラー。『宇宙家族ノベヤマ』で宇宙社会学に興味を持ち、似たような本がないか探していたらこの本に出会った。重厚なストーリー設定と知識の厚さに支えられた一冊であり、読み応えがある。大変面白かった。
  • 死役所

    あずみきし

    基本オムニバス、謎解きは小出し
    ネタバレ
    2020年12月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 死後成仏するために役所で手続きが必要というシュールな設定のオムニバスストーリー。1〜数話完結で読みやすい。窓口の係がみんなサイコパスっぽいなと思っていたら全員元死刑囚という納得。少しずつ明らかになるシむらさんの事情も気になる。
  • リトル・フォレスト

    五十嵐大介

    理想的な田舎暮らし
    2020年11月11日
    田舎暮らしってこんな楽じゃないだろうなとは思いつつも、何度も読み返してしまう。農作業、山の恵みの収穫、田舎でしかできないだろう料理・・・どれもみなリアルで軽やかなタッチで描かれており、読んでいるだけで現実逃避が出来て楽しい。休日の午前中にこれを読み、午後から料理など真似してみたくなる。
  • マニマニ

    宇仁田ゆみ

    それぞれの年代のリアルな恋愛
    2020年11月11日
    10代から30代までの恋愛が宇仁田先生の軽やかなタッチで描かれている。割と生々しい場面もあるが、さわやか。登場人物もキャラクターが立っていて基本良い人。読後感が良い。
  • 君が僕らを悪魔と呼んだ頃

    さの隆

    ひたすら暗くて重い、でも読ませる
    ネタバレ
    2020年11月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公も周囲の人間も救われない重く苦しいストーリーで、読んでいるうちにだんだん心が暗くなってくる。しかし、物語自体は面白く、謎解き要素もあり飽きさせない。主人公はタイトルの通り悪魔だが不思議な魅力があり、翻弄される周りの人たちにも少し共感する。
  • 約束のネバーランド

    白井カイウ/出水ぽすか

    良作
    2020年11月11日
    最初の読ませるどんでん返しとハラハラ感、バランスが良くぶれないキャラクター設定、読み込んでいくうちに壮大に拡がっていくスケール、かなり緻密に練りこまれた伏線とストーリー。そりゃここまでやれば面白いでしょう、と唸らざるを得ない満足感の高い作品と思います。最初から最後まで通しで読むとかなりお腹一杯になります。
  • しょうゆさしの食いしん本

    スケラッコ

    ありふれた食べ物がこんな美味しそうに
    2020年10月19日
    何気ない普段の食べ物を、①食べたくなってから②買い物に行き③作って④食べて⑤人に食べさせるところまで、可愛く、丁寧に書いてある。最近あふれてきたグルメ漫画と違い、嫌味がなく、食べ物に愛を感じる。新シリーズ出たら買います。
  • 金の国 水の国

    岩本ナオ

    賢者と淑女のラブストーリー
    2020年10月19日
    とても真っ当でまっすぐな二人の、素敵なラブストーリーです。二人は周りの人も大切にし、だからこそ周りからも大切にされています。この作者の物語は、悪者がいないのがいいですね。
  • Hearts ―灰とダイヤモンド―

    田村由美

    充実の短編!
    2020年10月13日
    田村先生ならではの、ストーリーの濃い短編集。他の作品のキャラクターの原案になっただろう人物もいますね。ファンなら必見。
  • デブとラブと過ちと!

    ままかり

    主人公のキャラがいい
    2020年10月13日
    記憶を失った主人公の性格が明るくていい!数々の嫌がらせにめげない感じが痛快。謎解きサスペンス要素もあって飽きない。
  • 極主夫道

    おおのこうすけ

    ギャップ系漫画
    2020年10月13日
    最近ギャップ系の漫画はありふれているが、好きな人は好きかも。ドラマと合わせて見ると楽しいのでは?個人的には玉木宏より反町隆史にやって欲しかった。
  • 鬼滅の刃

    吾峠呼世晴

    老若男女が楽しめる冒険譚
    2020年10月13日
    まっすぐな主人公が愛しい。友情・努力・勝利がこれでもかと詰め込まれたジャンプの王道のような作品。旬のうちに読むのが◯。
  • 僕の心のヤバイやつ

    桜井のりお

    最高!!
    2020年9月23日
    最近読んだラブコメでいちばんいい!!キャラがいい!なにこれ!!
  • 電人N

    イナベカズ/蔵石ユウ/田中空

    つまらない
    ネタバレ
    2020年6月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の意識が電子化しネットに拡散するという着眼点は面白いけど、結果起きていることが非現実すぎる。内容も純粋なストーカー→良心が欠落して暴走という最近ありがちな陳腐なもの。一時的な暇潰しでパニック・グロテスクを求めるなら買っても良いかも。このテーマは攻殻機動隊があるとどうしても比べてしまうから、なかなか入り込むまでにもきついかも。
  • 漂流真珠 プチキス

    井上霞

    ショートショート朝ドラ
    2020年6月28日
    幸福を呼ぶ真珠の持ち主の半生を描いたオムニバスストーリー。ほっとするようないい話が多く、読みやすい。
  • しょうゆさしの食いしん本スペシャル【電子版特典付き】

    スケラッコ

    食を、日用の糧から少し楽しく
    2020年6月28日
    『しょうゆさしの食いしん本』が素晴らしかったので、こっちも買ってみました。タイトルが似通っていたので買うのを躊躇していましたが、買ってみたら別の本であり内容も重複していませんでした。料理、ちょっとした外食、旅の飯がかわいい絵でそれはそれは美味しそうに描かれていて、幸せな気持ちになれます。多分この作者は、何より食に対して貪欲で、料理も好きなんだと思います。いいお店、食材の組み合わせ、調理方法など一話に一つは必ず真似したい感動があります。
  • HUNTER×HUNTER モノクロ版

    冨樫義博

    安定の面白さ
    2020年6月28日
    今まで漫画は2000タイトル以上読んできたが、暫定一位の最も面白い作品。星10個でも足りない。これ以上の作品は今後もないと思う。
  • 少女ファイト

    日本橋ヨヲコ/木内亨

    ヒューマンドラマ
    2020年6月9日
    作者買い。意図しているかは分からないが、この作者の作品のテーマの一つが『怒りの消化(昇華)』だと思う。万人が感じたことのある怒りというよりは作者が中高時代に感じた、とても具体的なエピソードに対する怒りな気がする。初期の作品は、あの年代特有の未成熟さや残酷さを個人の人格と捉えて批判した、勧善懲悪物語が多い。作品が新しくなるにつれて、それぞれの立場や考え方を尊重するような描写が増え、それを支えるために世界観やストーリーは超現実的な感じになっている。キャラクターも10代がほとんどなのにも関わらずみな60年は生きた大人のように錬磨されていて、そのへんも現実感はないが物語としてはとても面白い。G線あたりから特にそう思う。青春時代の理不尽なモヤモヤを、歴年の知見をもって対応したらこんなスマートに切り抜けられるんだろうな、と思う。
    バレーボール技術についての詳細な解説は、バレーを題材にしたヒューマンドラマではなく、あくまでスポーツ漫画として受け入れられたいと思う意図か?でもやはり焦点は世界観やストーリーがメインと思う。
  • マンホール 新装版

    筒井哲也

    作者買い
    2020年6月5日
    2巻完結と短いながら、重厚なストーリーのあるサスペンスになっている。さすがとしか言いようがない。
    長崎市の杜撰な仕事のせいで有害図書指定になってるようだが、とんだお門違い。担当責任者はもう一度きちんと内容を確認し、作者に謝罪の上指定を取り消して欲しい。『有害都市』も面白いけど、反論する価値もないと思った。なぜなら、有害かどうかの判断基準が問題なのではなく、ただただ市が杜撰な仕事だったことを認めず、逃げ回っているだけだから。
    読めばわかる。
  • 大きい犬

    スケラッコ

    実力派作者 今後も期待
    2020年5月14日
    嫌味がなく、絵柄も可愛い。ストーリーも面白い。グルメと民族伝承を扱ったものが得意なのかな?大きい犬をよんでみて面白いと思って、他の本も作者買いした。結果大当たり。シーモアにない作品もあるようで、買ってみようと思う。
  • BLUE GIANT SUPREME

    石塚真一

    ひたむきさの大切さを実感する
    2020年5月1日
    第一部のブルージャイアントも面白かったですが、舞台が世界となりスケールが大きくなった分、さらに面白くなりました。認められるまでの努力、才あるが故の仲間との葛藤、サックスへの想いなどが丁寧に描かれており、定期的に読み返したくなる作品です。登場人物のひたむきさが心に刺さります。
  • テセウスの船

    東元俊哉

    終盤まで展開が読めない
    ネタバレ
    2020年5月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一気読みしました。家族の絆を丁寧に描いてあるのですが、一方でどんでん返しのフリも多分にあり、終盤まで真相がわかりませんでした。ドラマはまだ見ていないですが、評判良かったので今度見てみたいと思います。
  • 異世界居酒屋「のぶ」

    ヴァージニア二等兵/蝉川夏哉/

    料理の描写が丁寧
    ネタバレ
    2020年5月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 基本一話完結型の料理漫画なのですが、料理や食レポの描写が丁寧でおもしろいです。世界観や登場人物の設定も広げすぎず、ちゃんとまとまっていて、楽しめます。
    現実世界(大将としのぶちゃんの世界)についてまだそんなに解説がされてないので、これから楽しみです。
  • ケンガイ

    大瑛ユキオ

    読めば読むほど味が
    ネタバレ
    2020年3月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は、強烈なキャラクターのせいで白川さんに目がいきます。しかし何回か読み返すと伊賀くんの真っ直ぐさにありとあらゆる人間が惹かれて協力するストーリーにも読めます。白川さんのこじらせ具合も伊賀くんのひたむきなところも、万人が多かれ少なかれ持っているものだと思いますが、対極のキャラクターの化学反応がリアルで面白い。周囲がうまく、触媒的な役割を果たしている。
  • 灰色の乙女

    新田チハル

    異質な純愛物語
    ネタバレ
    2020年3月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ サスペンス要素、ホラー要素、謎解き要素、人間ドラマをふんだんに盛り込んだ純愛物語。最新話で純愛に泣かされました。いよいよラスト佳境に入ってきそうなら雰囲気ですが、目が離せません。
  • 筋欲のカノジョ

    岡田幸士

    わかる
    2020年1月31日
    ダイエットすると見た目と体重、カロリー消費が思考の大半を占めますよね。他のことをしながらでも意識のむいている方はつねにそれだから、仕事と両立するのはかなり至難の技。
    この漫画ではダイエットしてる人の思考が細かく表現されてて面白い。一度でもハマったことがあれば、あるある〜って共感できます。
  • 有田景商店街

    有田景

    クセあり
    2019年10月24日
    人間模様に、癖のあるダークファンタジーをからめた短編集。サクッと読める割に読み応えがあるのがいい。
  • めしにしましょう

    小林銅蟲

    なんか色々な意味ですごい
    2019年5月19日
    野食ハンマープライスから。ファイナルカレーってしめのカレーって意味かと思ってたけど、漫画見たら全然別物だった。青梅川さんに共感出来る人は読んでて面白いと思う。作者は多分まともでヤバイ人。家にある一人暮らし用のしょぼい炊飯器の保温温度が意外と低いことに気がついたので、真似して料理に取り組んでいる。
  • ねことじいちゃん

    ねこまき(ミューズワーク)

    タマがともかく可愛い
    2019年2月2日
    ねこまきさんの描く猫がとにかく可愛い。セリフも可愛い。登場人物が皆んなほのぼのしていて、こんな町に住みたいと思いました。
  • 異世界料理道

    EDA/こちも

    料理は美味しそう
    2019年2月2日
    料理の説明や描写が丁寧なので、美味しそう。
    セリフの運びが不自然な感じが…テンポも悪く読みづらい。
  • ミステリと言う勿れ

    田村由美

    期待を裏切らない新作
    2019年1月24日
    田村先生の漫画には、セリフの見どころがたくさんある。セリフの奥に見える人生観には圧倒されつつも気取った感じはなく、心から共感できる。本作は他の作品に比べてセリフがかなり多いので、こうした魅力が凝縮されている作品だと思う。勿論ミステリーならではの先の読めなさやハラハラ感も味わえる珠玉の一冊。(タイトルは『ミステリという勿れ』なのであくまでメインは主人公による喋りで、先の読めなさやハラハラ感は二の次なのかも知れないが…この辺も疎かにしないと言うかさらっと両立出来るところが田村先生の凄いところ)
    主人公の感じがBASARAの多聞や7seedsの鷭ちゃんに少し似ており、『彼らが目出ししたらこんな感じなのか?』と楽しみながら読んでいる。
    実写化するなら、神木隆之介に主演してほしい。
  • 今どきの若いモンは 分冊版

    吉谷光平

    へえー
    2019年1月23日
    これが理想の課長像かどうかはともかく…ツイッターで評価されるってことは、若い世代には肯定されることに飢えてる人が多いんだなぁ〜と勉強になりました。強面で硬派っぽい人だとギャップで更に加点なのね。なるほどです。
  • 美食探偵 明智五郎

    東村アキコ

    テンポが良くて読みやすい
    2019年1月2日
    話の筋とか一話完結のこじんまりしたテンポの良さとか分かりやすい布石とかキャラクターの個性の強さとか、グルメ×サスペンスという流行りそうなテーマを題材にドラマ化だけを狙ってる作品?それならわざわざ漫画にしなくても脚本だけ書けばよかったのになあ…作者の良さが一ミリも活かされていなくて残念。
  • 銭鬼(分冊版)

    庭りか

    女版ナニワ金融道
    ネタバレ
    2018年10月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初の1-2話と3話以降では話のつくりが違う。一話完結で面白い。銭ゲバと見せかけた勧善懲悪な話。
    日曜夜ドラマで見たい。
  • ゴールデンゴールド

    堀尾省太

    おもしろかった。
    ネタバレ
    2018年10月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ど田舎の日常に『福の神』という異世界のものが入り込んだらどうなるかを描いた物語。そういう意味では設定がデスノートにも似てるか?
    福の神が使う色々な力はファンタジーだが、メインは『人がいきなり大金や力を手にしたら』『あるど田舎が突然金のなる木に変わったら』というドロドロした人間模様。
    言い方は悪いが、田舎ってこういう風土や文化だから、多額の資本や優秀な人材を投入したところで地方創生が進まないんだろうな〜、と実感。そういう煩わしさも、福の神に取り憑かれたばーちゃんが華麗に蹴散らしてて痛快。作者は相当緻密に取材して話練り上げたのだと思う。リアルで大変面白かった。
    刻刻も面白かったけど、こちらの方が読みやすいし個人的には好き。
  • 舞妓さんちのまかないさん

    小山愛子

    読んでいるだけでおなかがすく
    2018年10月1日
    主人公のキヨが作る料理が毎回どれもおいしそう。ストーリー込みでとても美味しくいただいてます。
    舞妓さんの日常の描写や、キヨの素晴らしい仕事ぶりもさりげなく嫌味なく描かれており、読んでいて楽しい。
  • 憂国のラスプーチン

    佐藤優/伊藤潤二/長崎尚志

    おもしろ!
    2018年10月1日
    なぜこの漫画が有名にならないのか不思議。現実の政治家をモデルにした話はなかなか話題になりにくいのかな?文句なしの星5つです。
    ストーリーの概略は解説にある通りです。この解説を書いた方もこの漫画に愛情ありそう。
  • 鏡が来た 高橋留美子短編集

    高橋留美子

    あだち充との共同作品がいい
    ネタバレ
    2018年9月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 手塚治虫の『紙の砦』みたいな内容をあだち充と高橋留美子が共同で描いている。貴重。
    時代背景なども含めて楽しく読めました。
  • お友達からはじめましょう。

    乙ひより

    心が綺麗になる漫画
    2018年8月28日
    無料分読みました。友達との何気ないやりとりの大切さを実感できる漫画。登場人物がみんないい人で思春期っぽい感じがないけど、読み物としてはとてもすんなり読めます。読後感がいい。
  • 宇宙家族ノベヤマ

    岡崎二郎

    宇宙社会論
    2018年6月10日
    近未来の宇宙を舞台に、先進宇宙文明同士の交流を描いた物語。遺伝子学・社会学の要素を含み、とても内容の濃い読み応えのある作品です。星新一が好きな人にオススメ。
  • コールド・ケース

    内水融/石井光太

    これで終わり!?
    ネタバレ
    2018年3月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 迫力のあるサスペンスでとても面白かったのですが、これから犯人を追い詰めて行くというところで終わってしまいました。打ち切りかな?続きが読みたかっただけに、残念です。
  • 公僕の警部

    秋月壱葉/芝村裕吏

    設定は面白いけど…
    2018年2月17日
    一巻しか読んでいないけど、キャラ設定とかセリフとかずさんで、あまり入り込めない。無料立読み箇所は面白かった。
  • 緑の黙示録

    岡崎二郎

    面白い読み切りミステリー
    2018年2月12日
    一話ずつの読み切り形式となっています。ミステリーですが、事件解決には何らかの植物の生態がカギとなります。読めば読むほど、作者の植物に対する造詣の深さを感じることのできる一冊です。この作者は漫画界の星新一と呼ばれているそうで、他の作品も大変面白く、オススメです。
  • 青野くんに触りたいから死にたい

    椎名うみ

    面白い
    ネタバレ
    2018年2月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛×ホラーに謎解きの要素が加わり、読み進めるにつれ目が離せなくなる。可愛い絵でグロい描写がほぼないのに、コマ割りとセリフだけでとても怖い。主人公の優里は青野くんしか見えておらず視野も狭いが、元来の性格も良く一途。そこに惹かれた周囲の人々が、怖さに負けず優里を温かくサポートしている。今まで読んだことのないタイプの新しいホラー漫画で、はまりました。続きを楽しみにしています。
  • 響~小説家になる方法~

    柳本光晴

    面白い
    2018年1月26日
    まず、なんと言っても主人公に魅力がある。極端に描かれてはいるものの、小説が好きなこと・小説と向き合う姿勢がわかる場面が随所にあり、その実力と徹底した考え方に惹き込まれる。ただ、主人公がどういう行動に出るかは最後まで読まないと分からないので、漫画としてはそこが楽しい。周囲の人々のキャラクターも安定しているしバランスが取れていて、どれも魅力的。純文学や出版業界を深く掘り下げたものではなく、一人の天才のあり方・それに魅せられた人たちの人間ドラマ。
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