ジェラールとジャック(白泉社文庫版)
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ジェラールとジャック(白泉社文庫版)

よしながふみ

中世ヨーロッパBLの名作

2022年7月22日
「大奥」を読み、主人公が次々変わる中、短いスパンで人間の本質を捉えながら、それぞれの人生を描ききっている、よしながふみ先生の才能に鳥肌立ち、こちらも購入。平民で富裕層の作家ジェラールと貴族から落ちぶれて召使いのジャックのcpのお話。人生、愛憎、複雑な感情を描くのが本当にお上手で、こちらも青年〜壮年期にかけてのジェラールの波乱万丈な人生が読み応えありました。ここまで書かれてたら、男同士に何の問題があるのか、二人にとって崇高な愛でしかないって気にさせられます。名作でした。
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