このレビューはネタバレを含みます▼
何処と無く穏やかな表紙とは裏腹になかなかシリアスなお話でした。ぶっちゃけ、攻めが登場する前から受けの考え方について既におや…っと不穏な空気を感じました。世間知らずな攻めと人生経験が不足している受けですので、まぁ双方にイラつく事。この手の受けって良く言えば健気なのですが、自己主張をせず溜め込む→爆発となるので個人的には前半はストレスフルでしたw 攻めは周りの好意を当然かの様に受け取り、受けの事も蔑ろにしてしまいます。特に当て馬モデルが居た時の無神経さはなかなかです。別れた後のざまぁターンですが、想像以上にフルボッコ。作者さんが攻めに厳しい…!特にスーパーでのバイトを満足にこなせない攻めがもう憐れとしか言えなかったです。そしてストーカーと化しキモさが出てきたのも笑ってしまいました。部屋一面に受けのイラストは流石にきもっ!ですw それでも攻めなりに努力しこれ以上は限界だ、という所で受けもやり直しを受け入れます。終盤は全部は無理でも努力を継続している姿勢は見れますので、お互い思い遣りを忘れずに仲良くしていって欲しいと思いました。とりあえず当て馬は最初から印象が悪かったので受けへの謝罪も直接言うかせめて手紙でも書けやってなりました。書き下ろしでは攻めが草むしりしながら過去を猛省している話が書かれています。絵描きの専業主夫、良いんではないでしょうか?w すっかり恋人思いの彼女の様になっています。あとがきの作者さんが苛烈で草です。