さよなら絵梨
」のレビュー

さよなら絵梨

藤本タツキ

ずっとフルスロットル!!

2022年9月4日
最初10ページからもうキた。単調なコマ割りが効いてる。作中では撮ってる描写が多いんだけど、実際良質な映画を観ている様で、ここ久しく無い位ストーリーに没入出来ました。
とにかく展開が凄かった。読み進めるにつれて驚きと感動が積み上がっていく感覚は得難いものでした。ここがピークと思ったのに、まだ先のピークがある。
イメージ操作された映像と現実の違いに震えたし、ファンタジーをひと摘みって匙加減を最後まで貫いてるのにまた震えます。主人公が何故あのエンディングにしたのか、背景を知ると納得できる。
全体的にテンポ良く簡潔なのに、クッキリ輪郭と深みを持たせられるスキルが恐ろしい…!!
藤本先生の尖った才能を再認識出来ました。この方の作品の中で1番好き。高レビュー当然の激推し作。知るきっかけをくださったフォローさんに感謝です。
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