エンド オブ ザ ワールド
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エンド オブ ザ ワールド

真行寺ツミコ

10年発行短編集。表題作の雰囲気が好き

2022年9月12日
新刊の「お兄ちゃんはオメガかもしれない」は地雷があって自分には合わなかったのだけど、力ある作者さんだとは思って積読の過去作品読んでみました。2010年発行の短編集。4話収録です。どうやら私にとっては作品によって評価が分かれるようで、後半の2話はアンソロジー初出のせいかエロメインで納得いかないオチだったのですが、表題作含む前半2話が良かった〜。特に表題作の人とは違った感覚を持つ天才数学科教授と教授を慕う院生のお話は、純粋な教授の目からみた外界のイメージも独特で綺麗で、雰囲気があって大好きでした。10年以上前に描かれた作品ですが、この路線のお話がもっと読みたい。。
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