昨日、君が死んだ。
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昨日、君が死んだ。

ARUKU

唯一無二の世界

ネタバレ
2022年9月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ やっと2巻も読みました。ARUKU先生の作品は心をしっかり持って読まないとその世界から帰って来れなくなる気がして。今なら向き合える!って時を見計らってました。それでも危なかった!先生の想像力の海に溺れかけた!
最悪な状況から始まるはづとゴドーくんの旅。
1話毎のストーリーに出てくる生き物も絵もかわいくて、みんなのお願い事を叶えてあげるはづの発想に驚きセリフの美しさに感動する。なのに儚くて暗い。
上手く言えないけど日本人が漠然と思う死生観に近いものを感じるというか…。淡々と命が循環する様を、しかし魂は生き続ける。
壮大なファンタジーというより伝承物語、民話のような身近で懐かしいイメージの世界。
だからそっと命が尽きた子達を静かに見送る終わり方や、愛する人の魂の描き方がそれぞれの心象風景と重なって余計に胸に響くのかなと。
それを表現する言葉も、絵も本当に唯一無二。
先生の頭の中を表現出来るのは先生だけ。
新しい作品読む度絵が素晴らしく美しくなっています。
天使と悪魔のキャラデザとかめちゃくちゃかっこいい!!先生の表現者としての努力にも感動しっぱなし。
先生の想像力を元に描き続け、生み出し続けるのに人間の寿命ではきっと足りない。
そう思うくらいのARUKU先生ワールドをこの作品で体験出来ます。
はづとゴドーくんの旅はまだ続くようで本当に楽しみ!
あー!めちゃくちゃおもしろいです!色んな感情刺激されます!心して読んでください~!
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