うつくしいたましい【分冊版】
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うつくしいたましい【分冊版】

小松

私も待つ民となりました。

ネタバレ
2022年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ フォロー様方の熱いレビューを読みめちゃくちゃ惹かれました。
1話読みました...
2話読みました...
3話読みました...
4〜7話!ハッピーアワーも待てずにまとめポチりからの読了っ!!
グワッ!何故に未完なのだ〜(泣)いいところで...ターニングポイント...続きが...。
そしてレビュー様方々と同じく私も待つ民となりました。

体も大きくなり考えも行動も大人と何ら変わらない高校生。でも、未成年であり、社会的弱者であり、親の呪いにかかっているのである。
子は名前を呼ばれた時点で呪縛にかかると言うけれども、この作品は人を好きになると言うことや生活的自立を目指すことで、自らが子どもでなんの力も無いことを悟り親の矛盾や世間の湾曲さ、それを己の呪いのかかった眼を通して見てしまうことを認識して行く作品になっているのか?
『いつも選択肢がない』
このセリフは響きました。

対象的な2人。
お互いが苦悩する場面がそれぞれありますが、生きていく事に不安のない哲学じみた己への分析と純粋な欲望。片や、生きて行くための悟りのような言動と何かを殺してまでも前に進む盲目さ。
幼さと言えば一言で終わってしまうのかもしれないけれど、その危うさ同士が触れ合い惹かれ合う時がたまらなく切なくて苦しいです。

素晴らしい作品です。

待つ民となった私も耳をそばだてて何時でもカモン体制バッチリです。
小松先生、待ち続けます。
よろしくお願いします。
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