鴆 天狼の眼
」のレビュー

鴆 天狼の眼

文善やよひ

ドラマティックファンタジー人外BL

ネタバレ
2022年9月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 鴆シリーズの中でもより切ない作品だと思います。

知的で高潔な美しい鴆と粗野で優しい人間。

種の違いもさることながらままならない運命を生きてきた二人がお互いを思いやるばかりに離れてゆく道を選ぶ。
嫉妬に狂う時、人を想う時、涙するティェンランに胸が熱くなりました。
そして、後悔と懺悔の涙を流すリュイを見て苦しくなりました。

あと、致すシーンですが。
腹掛けというのかな?金太郎さんの。
リュイの腹掛けがとってもセクシーでたまらないです。あんなにセクシーな腹掛けは見たことがない。
鴆の背中も常々セクシーだと思っておりますが、リュイの腹掛けにはかなわないですね。

鴆1作目を目にしたときは描き込みが凄くてスマホでは目が痛いほどでした(笑)
年なので( ̄∇ ̄;)
ので、途中からPCに切り替えじっくり堪能しながら読んでいます。
カラーで読めたらどれほど美しいのだろう…。
いつかはカラーの冊子を読んでみたいです。

本作もドラマチックでグオォっと引き込まれて読みました。
先生の人外BLは本当にストーリーの読み応えが違う。
シリーズ大好きです。
続編お待ちしております。
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