ひだまりが聴こえる -幸福論-
」のレビュー

ひだまりが聴こえる -幸福論-

文乃ゆき

泣ける作品。大好きなシリーズ。

ネタバレ
2022年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品はひだまりが聴こえる→幸福論→リミット1~3巻→春夏秋冬の順で話が繋がっています。(時系列などは前後しないので読みやすいです)難聴を抱え、人と深く関わることをしなくなった航平と、どこまでも純粋に相手の気持ちに寄り添うことのできる明るい性格の太一。ハンディを持った人たちの気持ちや葛藤なども描かれていて、航平と太一の関係性以外にも読みごたえのある作品です。(逆にいうとBL的な展開や、CPの甘々を期待している方には多少物足りない内容かも)ひだまりシリーズは全部読んでいるんですが、個人的には幸福論が一番好きです。特に太一への好意がマヤにバレてしまって、航平が自分の気持ちを独白するシーン。何度読んでも泣けます…!これまで泣けると噂の漫画をいくつも読んできて、感動はするけど実際に泣くとこまでいったことはほとんどなかったんですが、この作品に至っては涙腺がゆるゆるになります。今、このレビューを書きながら思い出しただけでうるうるしてます(笑)航平の太一に対する感情が本当に尊いです。太一は、純粋で真っすぐでただ単純に明るい。みたいな雰囲気の青年なんですが、実はそんなことはなくて、彼も過去に複雑な環境があって今があるって感じで…もうとにかく読んでほしい!初期は、航平に対する感情に気づくのすら時間がかかっていた太一だったけど、春夏秋冬では他の人に嫉妬するくらいになってるのもたまらないです。(航平は初期から嫉妬だらけなんだけどそれはそれでよい。ほんとこのCPの事は一生推す。)太一がピュアピュアで未だキス止まりだし、BL要素以外の部分も楽しめる作品なのでBL初心者の方にも読みやすい作品だと思います!ストーリー重視、感動BLが好きな方にもおすすめです!
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