まさに青春ループ。





2022年10月3日
永遠の青春ループという感じ。世界観が、現実に我に返るまで意識が戻ることもなく、作家さんのコメントとかもなくて、書き下ろしまでそのストーリーがずっと続くので読後感がよい。本を閉じるまで。とにかく浸れる心地よさ。これは一気読みがおすすめ。時間がある時にでも。そして友達とのかかわりもよくて。攻は辛い思いをした過去を持つがゆえに表面は爽やかでかっこよいけれど、実は一人で抱え込みがちで。受がはじめはあれでモダモダが続くかな?と思ったら。一気に引き込まれる。お互いの愛ゆえの必死さと、解決したあとの2人の交わりの表情がとてもよき。そして本当のラスト。まさに永遠の青春ループ。しかも記憶があるまま毎回抱かれるって萌えるじゃん…!こういうお互いだけの生涯という人生もまた羨ましくもあり。なかなかないループものでした。書き下ろしのラストでまたループがあるという解釈。あの時願った祈りは永遠に。

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