マーキングオメガ
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マーキングオメガ

藤河るり

これぞ作家買いということ

2022年10月9日
アルファと粘膜接触したオメガにはアルファの所有マークが浮き出るという、若干特殊設定のオメガバースです。

【一度もヒートが来たことのない『出来損ないのオメガ』である吉田灯里が教師として働く学園に、日高慧というベータの教師がやってくる。しかし実は日高はアルファであり、吉田の突然のヒートによって身体を繋げてしまう。アルファのマーキングが額にくっきりと現れた吉田は、フェロモンをコントロールするため日高とセフれになるが…】

ヒートが来ないオメガ、突然のヒートでアルファと事故、身体だけの関係、気持ちが通じ合って番にーーと、オメガバースとしてはありがちなストーリー展開です。2巻でオメガの当て馬が出てきますが、こちらも予想通りの展開といっていいでしょう。マーキングという特殊設定はありますが、大筋に影響はない範囲と思います。

では何を評価するのか?私は…藤河先生の絵が大っ好きなんです…!!好みの絵で描写される王道展開。これに勝るものはありません。表情も好きだし、身体の描写も色っぽい。受けは他作品と被る感じもしますが…それでも好きなので構いません。

なので、藤河作品を読んだことのない場合は、まずは試し読みで好みを判断してほしい。その上で王道展開でも読みたい、オメガバース大好き!であれば、おすすめします。
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