官能リマインダー
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官能リマインダー

ウノハナ

計画された偶然性

ネタバレ
2022年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ プランド・ハプン・スタンスセオリーという考え方がありますが、この作品、まさにそれ👍
偶然は必然で、偶然にポジティブなスタンスをとればキャリアは開けてくる。フランスに行ったこと、ルカと出会い一夜を共に、日本で再会、ルカに愛される。鎖に繋いで動かないより、偶然の積み重ねに流れを任せ、素直になれば、今まで自分自身で縛っていたものも、動くなかったものも開けてくる。
スパダリ感あるモテ攻ルカ✕感情表現下手の意固地な受宗平。気づかぬ振りをして自分のゲイ性を縛った彰大。ルカの愛情シャワーで溶けた宗平は、手足を縛らなくても、ルカを抱きしめかえせた。そのときのルカの「いいね」が万感こもる。
この先もみたい2人だけど、とりあえず恋人になれたことでよしとする(笑)
感情の機微も関係者もしっかりわかるウノハナ作品のファンです。読み返してよかった。
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