このレビューはネタバレを含みます▼
作品紹介だけ読むと半信半疑だったのですが、レビュー高評価を信じて購入を決意!個性的な設定のファンタジーでした。
あらすじは……
臆病で男性恐怖症の主人公・ルカは、何者かの導きにより、社会が女尊男卑で成り立っている異世界へ突如迷い込みます。
男たちが差別され虐げられている姿を目の当たりにし、ルカは心を痛めます。
やがて謎の美しい奴隷(♂)に出逢い、二人は次第に惹かれていきます…。
そして何故か女王に命を狙われ続けるルカ…。そこには前世からの深い因縁が関係していました。
逃亡と戦いの日々のなか、ルカの強く逞しく成長していく姿を描いています。
…ただ残念なのは絵と心理描写です。
一見美しく丁寧ですが、平面的な絵に躍動感はなく、戦闘シーンは稚拙で迫力に欠けます。(…なのに何故戦いがメイン?)
表情に乏しく(…ほぼ無表情🙄)、美形の描き方がワンパターン…。(…髪型と服装で判別🙄)
テーマは“壮大な戦いと激しい恋”であるのに、心情も深く掘り下げて描かれていません。
設定はとても面白いが、表現力が追い付いていないせいか、ストーリーに緩急がなく淡々と進んでいく印象を受け、物語の世界に浸りきる事ができませんでした…。