僕はキミと恋がしたい【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】
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僕はキミと恋がしたい【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】

木田さっつ

DKものの良さが詰まってる

ネタバレ
2022年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ ぐわぁ、これはもうヤラレタ〜って感じです。
木田さっつ先生のDKもの。キラキラ!キュンキュン!ドキドキ!
高校生らしい憧れや真っ直ぐな想いなど、DKものの良さが詰まってて、期待以上のときめきにすごく満足しました。

学校という枠の中で自分らしくいたいともがいてる様に胸が苦しくなるんだけど、そんな日々の中で出会った相手によって少しずつ光の方へ、救いの方へ転がっていくというのがすごく素敵。
二人の不器用さや必死さが眩しくて、ギュンギュン胸に突き刺さりました。
お互いがお互いの存在に救われていくというのが好きなのですが、こちらはまさにそれ。
颯汰の前に咲真がヒーローとして現れたのかと思ったら、颯汰自身も咲真のヒーローだったというところに胸が熱くなりました。
二人はこの多感な高校生のタイミングで出会えたのが良かったんだなぁとしみじみ。

話の流れはDKの王道と言えるかもしれませんが、やっぱり木田さっつ先生は見せ方が上手いんだと思います。
心理描写が丁寧だし展開が見事で、彼らの想いにすとんと共感しながら心震わせられました。
ああいいもの読んだ〜という読後の満たされ感が半端ない。
目映い男子高校生に弱い方には是非おすすめです。
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