春の修羅【コミックス版】
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春の修羅【コミックス版】

miso

難しそうで実はシンプルな

ネタバレ
2022年11月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんデビュー単行本のヤクザオメガバ「鵺の啼く夜」再読。嗜虐と暴力、支配されることを望む関係性を描くのがとても上手な作者さんだと再確認。鵺〜は苦手なジャンルのはずなのに好きですね。この作品は鵺〜と同じく暴力に依存するDKの青春、若い全能感と失望でヒリヒリ痛いです。後書きで作者さんはシンプルな恋のお話と仰ってて、再読したら、たしかにそれを恋とずっと名付けたかったお話でした。作中引用される宮沢賢治の詩集「春と修羅」は青空文庫で無料で読めますよ。
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