もう一度、ここから。(単話版)
」のレビュー

もう一度、ここから。(単話版)

春巻トキコ

読後感良しです😁

ネタバレ
2022年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ やー、素敵なお話!
短いけどよくまとまってるし、なんとなくノスタルジックというか、やわらかな雰囲気にどっぷりつかって読んでしまいました。
悠真はともかく、翔太はノンケですよね。
でも、いつ、とかなぜ、とか気にならなかった。
普段なら流したり諦めたりしてしまいそうな何かに引っかかったからこそ、翔太は悠真の誘いにのったし、ずっと忘れなかったんだろうなぁ。
世間と溶け込まなくちゃならない、みたいな臆病な潔癖さは若さ故で、世間というものの正体がある程度見えてきた大人になってからのほうが、意外にひょいっと飛び越えられることもあるのかもですね。
再会が、昔ふたりで通ったカレーの美味しい喫茶店に置いてある落書きノートと、ロマンチックではあっても、いざ顔を合わせたシーンがドラマチックすぎないのも逆にこのお話の雰囲気に合ってて良かった。
悠真はそれを見つけたときどんなふうに泣いたのか、それまでどんなふうに生きてきたのかも知りたいなと思いました。
絵も好き。良いお話でした😊
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!