狼領主のお嬢様
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狼領主のお嬢様

柑奈まち/守野伊音/SUZ

これは本当に幸せなのか?

ネタバレ
2022年12月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公は、浪費が激しすぎて領地を滅ぼしかけた領主の娘です。
彼女は素直で優しくて無垢な少女で、領主一家を滅亡させる為に愛をささやいて近づいて来た男性を心から愛してしまい、勿論裏切られて、家族全員の処刑を見せられた後にギロチンにかけられます。その時の男性が現領主でこの話のヒーロー役です。
主人公は処刑された記憶を持ったまま生まれ変わってしまい、「罰が足りてなかったから前世の記憶がまだあるんだ」と思いながら生き続けてます。実際、現領主(ヒーロー)の元では毎年前領主が処刑された日に祭りが行われ、領民達が前領主一家の死を祝いますし、学校でも前領主が死んで当然の極悪人だと習います。

ここまで読んで「現世でこの2人が幸せになれたらいいね~」とか思えます???
私は無理でした。

それでも主人公に救いがあって、納得がいくハッピーエンドを期待して読み進めましたが、2人が結ばれて幸せになるには色んな展開や心の動きが不自然過ぎてツッコみどころ満載です。個人的には現領主であるヒーローには幸せになって欲しくないんですけど・・・
全く納得いきませんが、2人は結ばれて幸せになりそうです(は?)
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