拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ
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拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ

由姫ゆきこ/八色鈴

オスカーは控えめに言って○ズ

ネタバレ
2022年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本当にリデルが気の毒すぎる。でも、まさかオスカーも単なるお馬鹿ではあるまい。彼には彼なりの隠された理由あっての行動だったに違いない!その展開を早く見届けねば!そう思い読み続けた。
しかし、読み進めども進めどもその片鱗すら出てこない。そして、ついに4巻。
蓋を開けてみれば何の捻りもなく、当初の通りオスカーは単なるクズ男だと念押しするようなエピソードのみ。
え?嘘でしょ?マジか!!!と驚愕。想像すらしなかった、非常に浅い展開にガッカリしてしまった。
異父姉のシャーロットを屋敷に入れて子供を抱かせるまでするなら側近にだけでも話し通しておこうよ。誰だって愛人と思うよオスカー。
そして、シャーロットはオスカーを『器用な人間ではないのです』てジュリエット(リデル)に言ってたけどさ、知ってるなら姉として弟の代わりに周りに根回しするなり、屋敷に入る事自体断固として遠慮するなりしようよ。あなたもオスカーに負けず劣らず『器用な人間』ではいんですね。
まあ、器用、不器用の問題ではなく人として問題あるとしか思えないけれど。
さすが姉弟だけど、気の利かなさまで似なくてもいいんじゃない?。。
そしてオスカーが、まさかのリデル溺愛ってエピソード。いや、そうなのだろうと分かっていたものの、これでは、無理がありすぎるって。。
もう、ガッカリどころではない。矛盾、違和感、不信感などで心はモヤモヤしている。別の意味で衝撃的なお話しだった。勿論もう読めない。無理。でも、絵は好きでした。
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