とめどなく、シュガー 【電子限定特典付き】
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とめどなく、シュガー 【電子限定特典付き】

児島かつら

恋して愛に変化していくさまが沁みた

ネタバレ
2022年12月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 評価が良かったので、気になって読んでみました。
スピンオフということで「ファイブコーナーズコーヒー」を読んでから。すごく良かったです!!
エピソードが前後編で構成されているのが新鮮でした。
お互いの印象が真反対の出会いから、恋して愛に変化していく過程が心に沁みました。
理屈じゃなく好きになっていくのがすごく自然で、苗字から名前呼びになったり、細かいことだけど一つ一つの出来事が丁寧で、えちもちゃんとあるんだけど別にいやらしくなく愛を感じました。
お互いが自分や相手の将来のことを二人のこととして考えたり、遠距離を頑張っている二人が愛おしいかったです。

敬太って、ほんと表情にでなくてクールっぽいけど、実はすごく熱い男で、将来の夢のために計画立てて行動したり、恋愛に関しても攻めるし、空港まで追いかけたり、駅で抱き合ったり、表情や素ぶりとのギャップがやばかったです。クールっぽいから、熱い行動とってくれると、ぎゅっとなります。未読のまま連絡送り続けるとか、メンタル強…。でもそのくらいの強さが大切なんでしょうね。終盤「りぃ」って呼ぶとことか、ほんときゅんとしました。
理一は、かわいいな〜。敬太のことが大好きなのが伝わってきます。最初の方、まだ付き合う前に気持ちを打ち明けるところとか、なんて素直ないい子なんだろう、と感動しました。心優しく空気を読めるがゆえ、ゲイであることを家族や周囲にカミングアウトできず悩んで悩んで、でも大好きで。終盤の涙、もらい泣きしました。
二人が幸せになってくれて、本当によかった!!これからもずーっと幸せでいてほしいです。
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